【宇宙よりも遠い場所】国立極地研究所コラボイベントに行ってきた
TVアニメ『宇宙よりも遠い場所』、国立極地研究所とコラボイベント開催決定!ぜひ、お越しください・・・https://t.co/4P3jHKRjFR #マイナビニュース
— 国立極地研究所_広報室 (@kyokuchiken) 2018年3月14日
これ行ってきました。
当日は通常年に一回しか公開されなあ倉庫の中も見ることができるということ。
大阪から遠いので本当に行くかは迷ったんですが行ってよかったですね。
常設の展示
始めてきたんですがかなり面白がったです。アニメに出てきた物が見れるだけではなく、南極探索についての資料なども面白いです。オーロラのとこ以外は撮影OKでした。
報瀬が覗き込んでたペンギンもいます。
なんてやばい目をしたアザラシなんだ…。
砕氷艦しらせの名前の由来となった白瀬さんの説明など興味深いことが書かれてます。
雪上車は乗り込むことが可能!
南極の氷も触れる。
(普通の氷でした)
常設展示だけでだいぶ楽しめました。
あと撮影不可で画像はないですが、オーロラシアターは椅子など無かったです。立って天井見る感じですね。もしかしたら他にもあったのかもしれませんが。
物販は買えなかったのでここで雪上車のペーパークラフトと南極関係の書籍を購入。あとで作るぜ!
ついでに300円のガチャガチャも回す。
雪上車でした。やったぜ。
コラボ展示
宇宙よりも遠い場所関係は公開される倉庫の中にありました。
無料で頂けたペーパークラフトは(無料なので仕方ないですが)材質が結構ペラペラでクリアファイルでも持ってきたら良かったと思いました。
手で持ってた時の皺が……。
科学館の100円のペーパークラフトは材質がしっかりしてたので、そういうのもグッズとして作って欲しいですね。
さて展示ですがよりもい関係もしっかりありました。本編でも出た5メートルルール。
5メートルは結構近いですね。
監督の作品に対するメッセージも(これはこのイベント用のコメントではない感じかな?)
4人の歩みが一目でわかる展示もあります。
倉庫の中の物も興味深いです。
南極観測隊についての説明などもあります。
探索で南極に連れていかれた犬はかなりの数死んでるみたいで悲しいですね。
個人的には猫に隊長の名前をつけて呼び捨てにしたエピソードが1番好きです。
物販などもあったのですが、列が凄かったので並びませんでした。盛況のようで何よりです。
物販は千円ごとに声優さんのサイン入りグッズが当たる抽選券が貰えるんですが、いざ抽選となると、まず立川名産のお菓子を当選した人の番号が読み上げられました。皆さん、喜んで良いのかわからない感じの微妙な表情してて面白かったです。
声優さんのサイン入りグッズはクリアファイル3つとタペストリー1つの超激戦。(当たった人に3000番代の人がいたので、少なくとも3000人はいたんじゃないでしょうか)
終始和やかな感じで良い感じの進行でした。
極地研のスタッフの方は質問などにも答えてくれて親切でした。博物館とか好きなので、これだけでも行った甲斐ありました。
次の倉庫の公開は8月の第1週で、8月の方がもっと南極らしい展示になるそうです。
今は丁度砕氷艦しらせが帰って来る前で荷物があまり無い状態みたいですね。
帰ってきたしらせの荷物が倉庫に入る分本格的になると。
よりもいのイベント外れたら8月もいこうか迷うところです。
あとついでにフレームアームズガール感あるお菓子を買いましたそう、よりもい聖地巡礼と同時にFAG聖地巡礼も済ませていたのだ!あとテントもあったからゆるキャン△もしたことにしておこう。
【宇宙よりも遠い場所】第13話最終回感想《キミの人生の旅路に幸運を!》
第13話 最終回 きっとまた旅に出る
最終回も良かった。最終回は12話と違いカラッとした面白さで爽やかに締めた感じ。
帰国後の話から始まる可能性も考えてたから南極生活がまだ描かれたのは嬉しかった。
輝く報瀬の笑顔
最終話は報瀬の綺麗な笑顔が良く出てくる。
12話の後の詳細は描かれてなくても、しっかり前に進めたことがわかる。
特に百万円を置いてきたってところの笑顔は良い!
(よく考えたら、あそここれから開発するんだし百万円邪魔では)
まぁあの金は南極に行くためだけに貯め続けた金だから、あれが彼女にとって1番の正解だったのだろう。
4人のやり取りも良かった。
キマリが南極にまた来ようと言うと、他の3人は軽く良いよと言う。でもそれは適当に言ったわけではなく、彼女達にとって軽く言える程当たり前のことなのだ。
大人達と4人の関係性がとても良い
女子高生4人の帰還、報瀬の挨拶に感極まる大人達。
これまでそこまで多くの描写があったわけじゃない。
それでも、しっかりと4人と交流してきたことがわかる描写だった。
4人が南極観測隊員に加わることにより、大人達が絶対に成功させるんだと奮起していたことが全てが終わってから明かされる展開も良い。普通なら物語を盛り上げるために主人公達にバレるところだ。だがOTONAはそれを隠してシレッと全てを成功させるのだ。こんなOTONAになりたい。
しかし、南極観測隊を土壇場でスポンサードしたペンギン饅頭さんっていったいどんな企業なんだ……。
日向のバイト先の店長も良い。個人的にMVP。日向にもちゃんと見守ってくれる大人がいたんだなと一瞬の描写でわかった。
ただしYOU君へのプレゼントは駄目だ!
ところで藤堂隊長、実は貴子さんと付き合ってたりしません?髪切った報瀬を見た時のリアクションとか好きな人のタイプを聞かれた時の答えとかかなり怪しいと思うんですけど。
- 追記
大人たちとやってた野球は恒例行事みたいですね。
下記の記事によると野球の後はシロップかけたところは食べるとか。「"南極"が勤務地です!」。南極越冬隊の一員として、昭和基地の通信環境をひとりで守る|TIME&SPACE by KDDI
キマリの目標全達成
ペンギンと記念写真撮って、かき氷も食べて、オーロラもみて、南極星(暫定)も見た。運命力に愛されてる……。
過去からのメール
三年前、貴子から送られるはずだったメールが届く。そこにはオーロラの写真。メールには実物は写真より何倍も綺麗だと書かれていた。しかし今の報瀬はその事を知っている。見上げればオーロラが輝いているのだから。確かに辿り着いていたのだ、かつて母がいた「宇宙よりも遠い場所」に。
結月の友達ハードル劇上がりしてそう
何しろ初めての友達が南極まで一緒に行った3人!
結月にとってもうここが基準なわけですよ。
そんな彼女がこれから先彼女に3人以外の友達できるのか少し心配。
しかし南極に再び共にいく約束をした友達が3人もいれば、それは十分に幸せなことではあるけども。
その後のめぐっちゃん
めぐっちゃんそうきたかー!
まぁこのまましれっと友達に戻れない(キマリは気にしないだろうけど)だろうし、めぐっちゃん的にも北極ぐらい行くしか道はない感じだったのかも。何話か前に極地観光みたいな本見てたのは伏線だったのか。なんかキマリ達と比べて簡単に行ってるように見えるけど、よく考えたらキマリ達は何ヶ月も南極にいたんだし、その間に色々あったということだろう。北極に向かってる途中くらいの描写の方が個人的には好みかな。どうやって行ったのかは気になる。
スピンオフを…スピンオフを是非。
しかしめぐっちゃん……キマリへの愛が重い…愛が重いよ……。
5人目の主人公《しゃくまんえん》!!
振り返ればしゃくまんえんのファインプレーで始まりファインプレーで終わるアニメだった。
報瀬があそこで100万円を落とさなければ物語は始まらなかっただろう。
隊員には突き返され、シンガポールでは大活躍した。
そして最後、もう俺は必要ないだろとばかりに使われることなく南極で宝となる。
貴子の人格でも宿っているのだろうか。
まさか1話で出てきたしゃくまんえんが、ここまで舞台装置として大活躍するとは思っていなかった。
もはや5人目の主人公といっても(俺的に)過言ではない!
そしてきっと、新たな旅のために報瀬はまたバイトを始めるのだろう。
また4人の旅が見たい!
思えば13話中13話が面白い凄いアニメだった。
ダイジェストでも良いんで、未来の4人の旅の様子を見たい。2期とかはもう完璧になさそうな終わり方だったのでOVAとかなんかそんな感じで是非…是非に…。
さて、どこか旅に出る計画を立てるか。
Best wishes for your life's journey!
(キミの人生の旅路に幸運を!)
こんなところにメッセージがあるなんて粋じゃないか
【宇宙よりも遠い場所】第12話 感想《夢から醒める時》
第12話 宇宙よりも遠い場所
すっごい良かった!!
いしづかあつこ監督と花田十輝先生は神。
まさか1話だけでこんなに綺麗にエモーショナルに締めるなんて…(まだ1話あるけど)
夢から目覚めないことに対する恐怖
それはまるで夢のようで、
あれ、覚めない……覚めないぞって思っていて。
それがいつまでも続いて………。
まだ、続いている。
3年間目指していた南極についても、心が動かなかった。ひょっとして母がいた場所まで行ってもこのままなのでは無いか。
南極まで来て変わることができなければ、もうずっとこのままではないか。
その恐怖が、足を止める。
思い返せばそういった報瀬の感情の動きは、南極に辿り着いた時からちゃんと描かれていた。
なんか南極に辿り着いた時に心ここに在らずだったのはそういうことだったのね。
そして母がいた場所に行くという決意をする時に百万円1枚1枚を並べて今までした仕事を思い返していく展開も良い。
それは南極を目指した報瀬の3年間そのもの。
こうして、最後の旅が始まった。
日本から1万4000キロ。
宇宙(そら)よりも遠い、彼方に思えたその場所へ。
お母さんへ
キマリの言葉で南極まで一緒にきてくれた友達のことを実感し、母に報告する報瀬。
キマリが「今まで寝てて目が覚めた」って言ったあとのなんか物凄い優しげな表情が良い。
今までそんな顔したことないやろ!!
そして報瀬の心を動かすのは最初の仲間のキマリなのも良い。
あと1番変でダメなのは報瀬だからな!!
4人ではしゃぎ回ってるシーンはとても良い。
自転車とか誰が持ってきたんだろうか。どこで使う用なんだ。
挿入歌の時は4人で何を歌ってたのかも気になる。恥ずかしがりながらも歌い出す報瀬が、今の4人の関係性を表現してて良い。歌は聴きたかった。
ブリザードの大変さや雪上車での生活などをしっかり書かれてるのも良い。
あんなに居住スペースあるもんだったのか。
夢から醒める時
天文台建設予定地で亡き貴子のことを思い、涙する藤堂隊長。しかしここにきてなお、報瀬の心は動かない。そんな報瀬を見たキマリ達が必死に貴子の持ち物を探し出す。
それは報瀬の写真が貼られた貴子のパソコン。
個室で1人パソコンを起動する報瀬。パスワードは報瀬の誕生日。立ち上がるメールソフト。
受信し続ける未読のメール。
それは報瀬が3年間母へ送り続けたメッセージだった。
千を越える読まれることの無いメールに、報瀬は恐らく初めて心の底から母の死を実感し、感情が決壊する。醒めなかった夢が醒める時。
それはとても残酷で悲しい、しかし報瀬が前に進むた為に必要なこと。悲しみと祝福が混ざり合う不思議なシーン。
本当にこの作品は、複数の感情を同時に生み出す技術に長けていると思う。
扉の外で報瀬のことを思い、涙するキマリ達にも心が震える。
このシーンは見た時は感情が揺れ動きすぎて細かいことは考えてなかったが落ち着いてから考えると、自分が送り続けたメールを見ることによって母の死を実感するシナリオ考えた人天才なのでは……。凄い。
あと宇宙よりも遠い場所って、南極のことは勿論だけど、死者がいる場所のことも表してたりするのかなと思ったり。
そして1話冒頭のキマリのセリフも全てはこの瞬間の為だったんだなって。
<淀んだ水が溜まっている。それが一気に流れていくのが好きだった。決壊し解放され走り出す。淀みの中で蓄えた力が爆発してーーーー全てが動き出す>
最早終わってしまうこと以外何の不安もない最終回
後1話でおわりだーー!!!先週は後2話でどうやって終わるねんとか言ってた気がするけど全然問題なかった!
思えば13話全てが神回でした(気が早い)
いや、ここまできて最終回でやらかすとか万策尽きない限り不可能でしょ。
という訳でおとなしく来週を待ちます。
そういえば11話の感想では危険なとこには連れて行ってくれないんじゃないかとか言ってたけど全くそんなこと無かったですね。大人達にとって、4人はちゃんと仲間なんだなぁ。
あといつの間にか白夜が終わり、日が暮れるようになってる。サンピラーは確か日の出か日没時の現象のはず。これは、もしかして……来週はアレが見れるのか?
追伸…本編見てから公式ツイッターの12話紹介ツイートみて泣き笑いしました。もうほんとバナナで釘打てるかなじゃないよ(泣笑)
BS11でご覧いただいた皆様、ありがとうございました。まもなく24:00からニコ生で上映会ですよ。
— TVアニメ『宇宙よりも遠い場所』 (@yorimoi) 2018年3月20日
バナナで釘が打てるかな?
ニコ生 https://t.co/IOAq5ibh7F#yorimoi #よりもい pic.twitter.com/JhDu4b7OZo
追記 人の感想を見て知ったこと
⚪︎玉ねぎを剥いてる時に、キマリは泣いているけど報瀬は泣いていない。
⚪︎パソコンの送信トレイに1通メールがある。
【少女終末旅行】第6巻 感想《世界で1番幸せな少女と世界で1番不幸な少女》
良かった!!
ウェブ版も読んでたんですが、加筆されてて一掃良くなってました。
生きるのは最高だったよね
基本的にバッドエンドな話は好きじゃないんですよ。この話も決してハッピーエンドじゃないと思うんです。
でもこの話は終わり方に不快感は無く、しんみりとした寂しさ見たいな余韻が残る良い終わり方でした。
道中、旅を共にしてきた乗り物、ケッテンクラート がついに壊れ、苦労して登った最上層には何もない。食料もあと僅か。ここまで来たことが正しいのか解らない。
世界にはきっともう2人しかいなくて。
それでも「生きるのは最高だったよね」と言える旅を彼女達はしてきたのだから。
これを僕はハッピーエンドだとは思わないけれど、決してバッドエンドでも無いのだなと思う。
彼女は彼女達の人生を力の限り生きたのだから。
世界で1番幸せな少女と世界で1番不幸な少女
ユーリは自分を「世界で1番幸せな少女」だと言ってチトは2番目で良いという。
世界にはもう2人しかいないからチトは自動的に世界で1番不幸な少女ということになる。
この辺のやりとりは凄く好きですね。2人が生きる世界がどんなものかが短い言葉に全て詰まっていて、そしてユーモアがある。
僕も世界が滅ぶ時でもユーモアは忘れないでおこうと心に決めました。
2人はどこに消えたのか
上でハッピーエンドじゃないと言っててなんですけど、これ最後どうなったのかはよくわからないんですよね。
このままいけば食料が尽きて死ぬしか無い。
でも最後らへんの追加カットの部分では、2人の姿が元いた場所から消えてるんですよね。
下は雪だけど、2人がどこかに行った足跡は残っていない。
ではどうなったのか。
僕の中のハッピーエンド脳全開で考えると、あの建物、というかあの階層世界そのものが何らかの転送装置で、2人はどこか別の世界に転送されたとか。
そしてそれはひょっとして、つくみず先生のあとがきに描かれている世界なのではないか………とか。
そう思えばあとがきのチトもユーリも呆然としているような気も。
きっと明言されることは無いだろうけれど、僕はこういう展開になったと信じておこうと思います。
やったぜ!ハッピーエンドだ!!
【グレイテスト・ショーマン】感想《過去最高に始まり方が格好良い映画だった》
始まり方が超絶格好良い!!
20世紀FOXのいつもの制作会社紹介映像から鳴り響く歌声。テンポ良く切り替わる制作会社ページからのヒュージャックマンの決めポーズと重低音のパーカッションをドーン!
ここから始まるグレイテストショー!
か、かっけー!!
正直この映画の良いところの8割位はこの始まりの部分だと思っている。
他が悪かったという訳ではなく、この開幕シーンの完璧なる「掴みはOK」状態によって、この後多少つまらないシーンがあったとしても開幕部分で得られた期待値が観客を「ひょっとしてつまらないものを見せられるのでは無いか」という不安から解き放つのだ。
逆にこの部分で心震わされなかった人は多分この映画向いていないと思う。
そういう人はこの後の2時間楽しめないのではない無いだろうか。
ストーリー自体に目新しいところは無いが、音楽がそのストーリーを盛り上げる。
ドン底から成功した主人公が挫折を味わい、成功していた時には見えていなかった大切なものを見つけ再起する。
王道中の王道ストーリーである。
その王道ストーリーを圧倒的に盛り上げるのが、音楽と歌と歌詞、つまりミュージカル部分である。
通常パートでは描かれていない登場人物達の思いも、過去も、最高の音楽と歌で観客の心に叩き込む!
結構な力技なので、合わない人がいるっていうのもわからないではない。(そもそもその人たちはミュージカルが合ってないのでは説あると思います)
そんな訳で、この作品のノリに乗ることに成功したらあとは自然とテンションが上がることでしょう。
音楽の力って偉大……。
さあ、共にグレイテスト・ショーへ!
因みにバーナムさんは実際にいた人間だそうだが、結構史実とは違う部分があるらしい(そりゃそうだ)
本編と関係ないどうでも良いけど気になった点
街の住人が登場人物達に対して言っていたフリークスという言葉だが、字幕ではそのままフリークスと翻訳されていた。フリークスの意味は奇形や、作品によっては化物みたいな意味で使われる言葉である(多分)。
日本人にとってそれほど一般的な単語だとは思えないが、訳さなかったのは何らかの配慮なんだろうか。意味は同じなのに横文字にしたらオーケーみたいな風潮(クレイジーとか)はどうかと思っているのだが。
使うなと言いたいわけではなく、じゃあ日本語でも使えばええやんけというスタンスである。
【宇宙よりも遠い場所】第11話 感想《嘘と決別と友情と啖呵の果てにあるもの》
前話のCパートで示唆されてた通り今回は日向の過去回。
凄い良かった。
まぁあと2話で終わる気がしない問題は継続してますが。
第11話 ドラム缶でぶっ飛ばせ!
思ったより悲惨だった日向の過去
同級生に裏切られ、嘘を先輩に言われ、結局悪者になって高校を中退するまで追い込まれた日向。
正直、別に誰も悪くないけど空気悪くなって辞めたくらいの理由だと思ってたから、他の陸上部が明確に嫌な奴らだったことに驚いた。
嘘に追い込まれた日向。
キマリと出会った当初キマリと報瀬の関係を「嘘をついていない感じ」と言っていたことも、その事を知ると一層意味が重くなる。
シンガポールで言ってた気を使われるのが苦手という言葉も嘘ではないだろうけど、根本は気を使われて本当の気持ちが見えなくなることが怖いということか。
「多分まだ怖いんだ」
その傷は深い。
南極まで共に旅をしてきた報瀬に対しても怖さを感じてしまう程に。
隠れて雪に蹴りを入れる日向みたいな感じのことは自分も似たようなことやったことあるので凄い共感してしまった。
直接本人には言えない。でもどうしても心の底から込み上げてくる怒り、モヤモヤ。そのやり場のない感情が許容量を超えて表に出てしまうのだ。
日本一啖呵の似合う女子高生 報瀬
かつて日向を傷つけ、性懲りもなく連絡をとってきた日向の元同級生に言い放った報瀬の啖呵が激熱い!
『あなたたちはそのままモヤモヤした気持ちを引きずって生きていきなよ!人を傷つけて苦しめたんだよ!そのくらい抱えていきなよ!それが人を傷つけた代償だよ!私の友達を傷つけた代償だよ!今更何よーーーーざけんなよっ』
これは報瀬じゃないと言えない言葉。
友の為に啖呵を切る報先生に痺れる。敵がいる時は最強に頼りになる女だぜ。
前もって日向に気持ちを聞いているのもポイントが高い。
キマリや結月のアシストも、これは報瀬だけの思いではない事が伝わってきてとてもよかった。
日向と報瀬は似ているところもあるけど、根本では違っている気がする。
報瀬は敵を自分から遠ざけることを選ぶ
日向は敵から自分が遠ざかることを選ぶ。
そして日向は明確に拒絶が出来ない。
元同級生の連絡先を未だに消すことができない(思い切り良く消した結月との対比か)
きっとどちらが正しい訳でも無いのだろうけれど、自身の性質故に痛みを溜め込み続けた日向には報瀬の言葉は救いだったのだろう。
一途で頑固で正直な報瀬には、日向の誤魔化しは通じない。そしてそんな友達こそが、自分を犠牲にしがちな日向を救うのだ。
「ざまぁ」にして「ざまぁ」に非ず
今回の報瀬の啖呵には非常にすっきりしたが、同時に細か考え抜かれたであろう演出の上手さも光る。報瀬の決別宣言から先は元同級生を映さないという判断。思えば、報瀬が「ざまぁみろ!」してもギャフン(古い)と言わされた同級生の姿は描かれていない。
これは本来なら負の要素を持つ言葉を使いながらも、すっきりとした爽やかな余韻を残す要素の1つだと思う。
報瀬の言葉に打ちのめされる元同級生達をみても、すっきりはしたかもしれないが、ここまで爽やかな余韻にはならなかっただろう。
それに、言いたいことはいう必要があったけれど、相手が反省してもしなくてもそれは報瀬達には関係ないことなのだ。もう決別したのだから。報瀬達の青春に、彼女達が入る余地など無いのだ。
変わりゆく精神と関係性
南極の大地で、少女達は変化し続ける。
かつて母親の痕跡を探す為に南極を目指していた報瀬。
どれだけ悪意に晒されても困難に遭遇しても曲がることの無かった想い。
しかし、今かつてない程に目的に近づいているにも関わらず、報瀬は母親のことよりも日向が心配で仕方がない。
友の為に啖呵を切る報瀬の姿に、藤堂隊長は何を見たのだろうか。
友達を求めていた結月は友達を得てはっちゃていく。
友情イベントの気配を感じてマッハでテンション上がる結月が凄い可愛い。彼女が追い求めていた友情が確かにあったのだ。
日向もきっと、報瀬から他者と決別する術を学び変わっていくだろう。過去のトラウマから形成し続けてきた心の壁もこれからは薄くなっていくに違いない。
キマリは……よくわからない!
彼女はかつては一歩前に踏み出すことができない少女ではあったけれど、最初に一歩踏み出した瞬間から既に無敵モードになってる感じがする。
めんどくさいことを愛し、友達を愛し、自らの選択に責任を持ち、今を全力で生きる。そして偶に素晴らしい詩を。
最高に主人公してる。
どうしても成長型主人公報瀬の方が目立ってしまうが。
南極での旅は彼女に何を与えるのだろうか。
ドラム缶でぶっ飛ばせ!
ドラム缶って除夜の鐘つくやつのことだったのか!
このドラム缶は実際南極にあるらしい。
昭和基地の年末年始 白夜の南極に除夜の鐘響く - YouTube
海外の人が11話Cパートの感想で低くて怖い音が鳴ってて来週が不穏とか言ってるのみて、心の中で「それ除夜の鐘の音だよ!!」
と突っ込んでしまった。
これからどう展開するのか
普通に考えたら天体観測設備の設営に報瀬達が同行して何かトラブルが発生するか見つけるかだと思うのだが、危険だと解ってるところに同行を許す大人達には見えない。しかし報瀬が結果の報告だけ聞くような存在には思えないし……。
あと2話だというのにどう展開するのか全く予想がつかない。
来週の火曜日が待ち遠しい。
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「宇宙よりも遠い場所」いしづか監督&田中プロデューサー「最初は女の子が主人公のラブコメだった」 - エキレビ!
【シェイプ オブ ウォーター】感想 《猫好きは見ない方が良い映画かも?》
政府機関で清掃員をしている女性が、職場に連れ込まれた謎の生き物と心を通わせていくお話。
面白かった。
でも猫が残虐に喰われるので、猫好きは見るのを注意すべきかも。
あとそれ以外にも結構グロいシーンがあるので、耐性が無い人には向かないかも。
感想箇条書き
- ションベンをする前に手を洗って、手を使わずにションベンをする男ストリックランド。彼はトイレの後に手を洗わない。なんやその拘り。
- ションベンの時に手を洗わない男さんのS○Xシーンで唐突に現れるモザイクが雑過ぎる!ギャグシーンかよ!
- 同僚のゼルダさん超良い人。
- 謎の生き物とのS○Xシーンは……あります!そしてその話に冗談交じりで返せるゼルダさんの胆力やばいわ。
- 謎の生き物とのS○Xはなんか良い感じに直接描写せずに描けてるやんけ!ションベン男のはなんであんな雑なモザイクなんや…。
- イライザさん!水漏れは流石に迷惑ですよ!大家にも恩義とか色々あるでしょ多分!
- 博士!協力するなら最後まで口閉じといてよ!
- ジャイルズさんかっけー。
作品の完成度を支える画家のおっさんの働き
主人公側の人間は皆孤独を抱えた人達。
その中でもハゲた画家のおっさんは良いですね。
主人公イライザから謎の生物を助ける手伝いを頼まれた時に一度断りながらも、自身の孤独とイライザ以外に話し相手すらいないことに気がつき、死の可能性すらある計画に手を貸すことを決める。イライザよりもこのおっさんの動きの方が孤独を視聴者に伝えている気がします。
イライザが風呂場を締め切って、不思議な生き物とラブシーンをする為に部屋に(!)水を溜めだした時も、水漏れしてクッソ迷惑やんけこいつと(僕が)思ってたところにこのおっさんが扉を一度開けてラブシーン目撃して『ごゆっくり〜』って感じで扉閉めたところで雰囲気を和らげることに成功してた気がします。
最後、銃を持ったストリックランドをぶん殴るところも男前。
彼がいなければこの作品は全然違う作品になったでしょう。
決して万人ウケする映画ではない
不思議な生き物の造形は僕は格好良いと思ったけど、人によっては気持ち悪いだろうし、そういったものとの恋愛が受け入れられない人もいるだろう。
猫は死ぬし猫好きも無理かもしれない。
S○Xシーンがモロに出てくるし、家族と行くのにも向かないかもしれない。
アクション映画のような派手な動きもない。
それでも、孤独を抱えた人達が孤独で不思議な生き物と関わることによって動き出す物語、異形が異形のままで人と恋愛する映画はなかなか珍しく、面白いものでした。興味ある人は是非。