映画やらアニメやら雑多感想ブログ

ネット環境があれば人は田舎でも暮らしていけるのか?

2023年某日。僕はそこそこの都会から田舎に引っ越すことになった。生活用品を買える店は個人商店が一つしかないような場所だ。日々の生活を記載しようと思う。(コロナ前は映画とかの感想書いてたブログ。今後もたまに書く)

【海獣の子供】感想《顔が怖い》

す、スピリチュアルだった!!

いや、面白くないとかじゃなく単純にターゲット層が僕ではなかったなこの作品。

映像は凄い綺麗でした。

CMからてっきり海洋生物が出てくるのかと思って見に行ったんだけど、海洋生物は出てくるけど人はどこから来てどこに行くのかとか宇宙とか生命の話だったよ。

序盤中盤は(おいおいこれ誘拐になるんじゃね?)って場面が何度も出てきて(トラックの運転手親切だけどあかんやろ)オイオイと気になったり主人公の父親が子供が失踪してるのに呑気過ぎたりと気になるとこがあったけど終盤の怒涛のスピリチュアル展開で吹き飛んでしまった……。

あと顔が怖い顔が。怖い海洋生物見に行ったのにアップのシーンになると人間の方が怖かった。

そんな感じでターゲット層が僕ではないので話に乗り切れなかった感じてした。

米津玄師は良かった。

【ゴジラ キング・オブ・モンスターズ】感想《狂人しかいねぇ!!》

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最高のゴジラ映画だった!

いや、正直、正直、世界的にヒットする気は全くしないんですけど、個人的には最高でした!

そして批評家の方からの評価が低いことにも納得しかない凄い映画です。 

人間ドラマというか狂人ドラマ

人間ドラマが少ないと言われてたことは……うーんかなり量が多かった気がするが批評家的にはあれは人間ドラマでは無かったのかもしれない。少なくともまともな人間はいなかったから、彼らによって紡がれるドラマは人間ドラマでは無いのかもしれない。

いや、だってさ、登場人物全員狂人過ぎない!?

①結婚相手を間違えた男

いやぁヤバィ。前作のゴジラの戦闘の余波で子供が死んでゴジラを恨んでる父親が狂人に囲まれて冷静になってしまうくらいヤバイ。この父親もまともでは無いけど、恨みを持つ相手でも勝算の無い戦いには挑まないし、人命救助を優先するし、娘第一で行動するし比較的応援したくなる人物。てかヤバイやつと結婚してしまった点ではヘレディタリーの父親思い出して同情してしまう。 

環境テロリストになったヤバイ女

そしてその妻!

世界中の怪獣を目覚めさせることによって地球を再生させるとか言い出すヤバイやつ。

ゴジラ狂信者芹沢博士もドン引きする狂人。

いやほんとなんなのこの人!?

CMで娘に言われてたユアーザモンスターが、まさかここまで本当にモンスターだなんて思わないじゃないですか!?

途中ひょっとしたら地球の為ってのは嘘で、本当は息子を殺したゴジラを倒す為(それならまだ理解できた)なのかなぁと思ってたら全然そんなこと無さそうだしな!

軍人さんが「こんな親なら俺でも家出する」って言った時つい「それな!」って言いそうになった。

てか軍人さんその言葉にちょっと不満そうなのなんなんだよ。

死ぬ前に満足そうに「王を讃えよ」的なことを言いだすのもヤベェ。そこはせめて息子か娘のこと言うとかなんかあるやろ!

③狂人集団モナークと芹沢博士

モナークis何!?

序盤の秘密組織モナークを軍の指揮下に置こうみたいな話をよくある愚かな上層部が有能組織を軍事力として利用する感じなのかと思ったんすよ。

ところがですよ。

今回の人類滅亡レベルの事件、ほぼほぼモナークの所為じゃねぇか!!

お前らとっとと国の指揮下に入っとけや!

あとどんだけ世界中に基地作ってんねん。キングコングの潰れかけ時代から躍進しすぎやろ。ヤバイ奴らに金と権力を与えた結果世界がヤバくなるという。

そして狂人集団モナークの筆頭狂人芹沢博士。

オキシジェンデストロイヤー(あっさり出てきてあっさり使われたのも笑った。そこはハリウッドイズム)により瀕死になったゴジラを復活させる為核兵器を自分諸共ゴジラの前で爆発させる狂人っぷり。放射線に満ち溢れた世界で防護服を脱ぎ、ゴジラに向ける最後の言葉が日本語で「さらば、友よ」というのも趣がある。友達の家を核兵器で吹き飛ばしてんじゃねぇよ。核兵器のタイマーがアナログなのは感心しました(放射線対策よね?)。

あと海底の古代ゴジラ遺跡にカタカナでゴジラって書かれてたの何!?見間違いかと思ったわ!怖い。カタカナ神代文字起源説やめろ!

監督が1番怖い。

超絶美麗映像大迫力怪獣

いやぁ良かった。ラドンスタースクリームだしモスラはヒロインだしマンモスはうん、いや誰マンモス。

まぁでも大迫力で満足。

テーマ曲も効果的でゴジラのテーマとかモスラのテーマが流れただけで泣きそうになりました。

ラドンも最初の飛ぶだけで被害が出まくるとこかなり良かった。

芹沢核アタックで目覚めたゴジラが強化されてることに対して「筋トレでもしてきたのか?」「芹沢が気合いを入れすぎたんだ」みたいな会話も狂ってて笑ってしまう。

1番好きなのはラストのバーニングゴジラ(勝手に命名)(芹沢気合い核ビンタの結果)。VSデストロイアのシーンを思い出しつつも遥かに最強モードのゴジラ。全方位破壊ウエーブの強いことなんの。さいごキングギドラを踏みつけた時はテンションが天元突破しましたね!

僕は気がつかなかったんですけど、最後のバーニングゴジラは叫び声にモスラの声が混ざってるらしいんですよ。それを確かめる為にもう一度行きます。

次回作楽しみ

怪獣シーン大好きなのに狂人パートのことばかり語ってしまった……。この映画の評価が世間的にもし低くなったとしたらまぁ大体この狂人パートの所為だとは思うんですが僕は好きですよ狂人達。

こいつはならモゲラとかメカゴジラ作り出してもおかしくないという空気を作ったのは大きい。

もっともっと続きが見たいから奇跡が起きて売れてくれ!!

次回作はVSキングコングだとは既に決まってるんですが、今作のゴジラキングコングが対抗できるイメージが湧かないのでそこを覆してどんな戦いになるのか今から楽しみです。

 

 

【アナと世界の終わり】感想《青春ゾンビミュージカル!》

ゾンビ✖️ミュージカル!

悪くはなかった。悪くはなかったけども、パンチが弱いかな?

ゾンビとミュージカルが禁断の出会い…映画『アナと世界の終わり』本編映像 - YouTube

CMで見たこのシーンのところは超良かった。周りは既にゾンビパンデミックが発生して地獄絵図だがイヤホンしてる本人は気がついてない。ここにはでてないけど、気がついてないこの子の為に危険を犯してゾンビ止めようとしてる人も出てくるけどこの子はそのことにも全然気がつかないまま街を練り歩く。

凄い面白いシーンでした。

でもそういったシーンはここ位かな?

後はゾンビ映画にありがちなシーンとミュージカルにありがちなシーンで、その2つが合体しててもそこまで意外性は無かったです。(つまらなかった訳ではない)

あと生き残ったメンバーに一人個人的に好感度が低いやつがいるのでそんなスッキリした感じではない。これ最初に喘息持ちの女の子に物ぶつけて無ければ普通に応援できるキャラだったんだが。

まぁでも所謂DQNキャラがモテるってのも出したかった雰囲気なのかなとも思う。現実は映画とは違うって歌ってたですしね。

ただゾンビになった主人公の幼馴染の男が最後ダサい服のクリスマスツリーの飾りが光るギミック作動させた時は謎の感動をしましたね。自分でもどの部分に感動したのかイマイチ説明できないんですが。

そんなこんなでつまらなくは無いけどそこまで強いインパクトがあるわけでも無い映画でした。

ただ主人公は美人。

 

 

【プロメア】感想《堺雅人無双》

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面白かった!

炎を操る新人類バーニッシュと炎を消して人命救助をするバーニングレスキューが活躍する世界。

冒頭でこの世界の成り立ちをダイジェストで紹介するシーンはこれから面白い作品が始まるんだと予感させてくれたし、その予感が裏切られることはなかった。

映像動きすぎてて脳が処理しきれないところもあったけど。

中の人は俳優さんが多いけどみんな上手いので文句なし。特に堺雅人が凄い。いつもの堺雅人なのに凄いアニメキャラ映えする。

基本的に活躍シーンが多いのは半沢直樹市長とバーニングレスキュー新人隊員ガロとマッドバーニッシュのリオ3人。

リオは段々素直になっていく感じが可愛くて面白い。ガロの意味不明な理論に納得して望みを叶える辺りはもう末期。(ロボは僕もダサいと思ってたので変形させてくれて感謝した)

出番は少ないけど他の登場人物も魅力的。

女性隊員のアイナとメカニックのルチアが可愛い。

ルチアの作った機械がばらばらになった後、遠隔操作で装着されるのはアイアンマンマーク42を思い出した。リオの空の飛び方もアイアンマンなので制作陣がアイアンマンを意識してる可能性は高いのでは。勇者王っぽいとこもあったし気がついていないだけで色々ネタはありそう。水玉コラっぽい演出とか。

あとアイナの姉、最後コアの破壊方法が極悪で笑った。本当に悪いと思ってるのかこいつ。

迷ってたとはいえ半年後に人類が滅ぶのは諦め、選ばれた人類だけを宇宙に脱出させる為に多くのバーニッシュの命を使って更にこれからも使う予定だったのに、今自分達の手で見捨てる予定の人類が滅ぼすことになるのは頑なに拒絶する思考はよくわからない。方舟計画は妹の為に進めてたのはわかるんだけど、計画を阻止しようとしたのは別に妹の為ではなさそうなんだよなぁ。そして多くのバーニッシュの炎を燃やしてオーバーヒートさせるというバーニッシュの命をなんだと思っているんだって感じの強引な解決方法とるし。

登場人物の中で一番謎な存在でした。

そして最後はいつものTRIGGERって感じの力技だったけどそれもまた良し!

後は各登場人物のショートストーリーなどが欲しいところ。特典とかで頼みますよTRIGGERさん。

キルラキルのゲームも楽しみに待ってるよ!

追記:特典映像見て思ったけどマッドバーニッシュの死人がでないように調整してるって全然できてないよね……死人がでてないとしたら運でしか無い……。

 

 

【オーヴァーロード】感想《戦争×ナチス×ゾンビ》

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面白かった!

よくあるナチスが戦争時に秘密裏にヤバイもの作ってた系の話。(みんなナチスならどんな無茶苦茶な設定にしても良いと考えてる節がある)でもそこに本格的な戦争シーンが加わる。

この部分、前情報あんま入れてなかったので前半が本格戦争映画で驚いた。

正直後半のVSゾンビ戦より前半の飛行機での上陸の方が生存難易度高いやろ。

目的地にたどり着くまでに友軍機はどんどん落ちる。

目的地上空で飛び降りても銃弾の雨の中。

地上に付けば地雷で吹き飛ぶ。

緊張感マックスで大満足でした。

ゾンビ戦もよかった。

火炎放射器をぶっ放すヒロイン。

子供のために命をかけるアウトロー

そしてなにより、ゾンビを倒すために自らゾンビになるフォード伍長がかっこいい。

そしてこんな薬は味方にも渡すわけにはいかないと自ら爆死。使うのは敵から奪ったライター。

かっこいい!!

後から調べたらカート・ラッセルの子供らしい。そっくりだわ。

子供の頃カート・ラッセルの映画(エスケープフロムL・A)見て、いつかカート・ラッセルの様に電磁パルスで世界中の電子機器停止させてからタバコに火をつけて『ようやく人間に戻れたぜ』と言いたいと思ってた僕にとってはその息子の映画を見ることになるとはなんとも感慨深いものがありました。

続編あるなら見てみたい。ナチスなら追加で何やってても不思議じゃないしね!

 

【甲鉄城のカバネリ 海門決戦】感想《無名が超絶可愛い!》

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面白かった!

なんとアマプラでも同時公開してる本作。

せっかくなんで映画館で見てきました。

その結果……

無名が可愛すぎる!!

スタッフ、無名のこと好きすぎやろ……。

なんていうか作画も他のキャラと比べてレベルが違う(他のキャラが悪いというわけではなく無名がおかしい)。時々画風すら違う。

無名を可愛くみせることに本気すぎる。

いやぁ良かった。

あと戦闘シーンも無名がこれでもかって位動くので最高です(その分他のキャラはそんなに動かない)

ストーリーも良かった。

本当に1時間だったのかと思うほどの盛りだくさん。

何よりイラッとくるキャラがちゃんとみんなサクサク死ぬのが良い。

ストレスたまらない。

ユキナの本気だすとき上着脱ぐとこも望まれてる描写解ってる感あって良かった。

あとこの作品、来栖が結構好きなんですよね。

TVシリーズ序盤は嫉妬に狂ってやらかすビゾンさん(バディコンプレックスの登場人物)枠だとばかり思ってたので、大勝利ルートを突き進んでるのは感慨深いものがあります。

そんなこんなで大満足。

映画館で見て後悔はなかったです。

続編とか作って欲しい。

 

 

 

【ザ・フォーリナー 復讐者】感想《思ったよりいつものジャッキーだな!》

娘を殺されて闇堕ちするジャッキーチェン!こんなジャッキーみたことない!

みたいな宣伝の仕方で気になってた本作。でも思ったよりいつものジャッキーチェンだった!

なんというか狂気が足りない。

かなり理性的なんですよねこのジャッキー。犯人の名前を知るためにアイルランドの副首相を脅したりするけど、結局最後まで殺したのは実行犯だけ。

ジョン・ウィック一作目みたいな大暴れを期待してたからちょっと肩透かしだったかな?

あとこれはジャッキーチェンの今までの功績が影響してるからなんとも言えないんたけどジャッキーチェンのカンフーシーンとシリアスシーンの相性が良くない。

今までの作品が脳裏によぎって笑顔になってしまう。

てか森での戦いのカメラワークは完璧に今までのジャッキーチェンの映画意識してたと思う(ジャッキーチェンが武器にする物にカメラが向くみたいなやつ)。もっと思い切って違うやり方した方が良かったのは。

真面目に挿入されてた修行編もどうかと思う。それまでは結構シリアスな雰囲気維持してたのにあそこで笑ってしまった。

車押して筋トレてあなた。

あそこのジャッキー映画っぽさ凄い。

元特殊部隊の人間とはいえ60代が短期間筋トレしたくらいで体力やらがなんとかなるとは思えないし逆に説得力なくなった感じがするのでいらなかったのでは。

最後元の生活に戻る流れも、あのジャッキーチェンの店の店員との関係性をあんま掘り下げて無かったからそこを最後に強調されてもっていう。

復讐を誓って闇に落ちるなら落ちるでもっと思い切ってアクセル踏みこんだ作品が個人的には良かったかな?

やりすぎて最後は主人公も平和な世界には帰れない的な。

まぁでもジャッキーチェンの格闘を見て育ったみたいなとこがあるので、60代なりの今のジャッキーチェンの格闘シーンには満足しました。シリアスさはなかったけど。

あ、そういやこの映画で北アイルランドのイメージがかなり怖い国になったんですけど史実もあんな感じなんですかね。調べなければ。