【実写版 シティーハンター(フランス版)】感想《下品で最高だった》
冴羽獠が冴羽獠だった!!
怖いくらいの原作の雰囲気再現。
監督も主演もする狂気的なファンの作品。
素晴らしい。
お国柄なのか毒の部分(子供が酷い目にあったり動物が酷い目にあったりするギャグ)は解釈違いだったけどそれ以外だけでも面白い。
まず最初に出てくる登場人物がモッコリーって名前なのいいよね。出落ち。巧妙に隠される股関。
下品な下ネタは世界共通なのかシティーハンターファンだから感覚が似通ってしまったのか……。
あとあの世界、明らかに日本じゃないのに日本人名の人が多くてそれだけで面白い。冴羽獠や槇村、冴子だけじゃなくてその辺のモブも翼とか日本人名。(あと途中なんでか亀仙人とかでてきたし)
話的には初っ端襲いかかってきた海坊主の格を(ケツ毛永久脱毛されたにも関わらず)落とさなかったの流石ファンだぜ!となった。
最後のはなしが終わってからのポエムは冴羽獠に言って欲しかったかな。
冴羽獠のポエムからのGet Wildがシティーハンターなので。
やめろ!ジャッキー・チェンのシティーハンターの話はやめろ!俺はあれはあれで好きなんだ!(シティーハンターとは思えなかったけど)
【ゾンビランド ダブルタップ】感想《最高の続編だった!》
良かった!!
いやぁ前作の主要人物みんな大物になってるのによく出てくれたもんだ。
歳取っても見た目あんま変わってねぇな!
とポスターでは巧妙に隠してますが妹は太ってます。
ゾンビ世界ひょっとして食料豊富なのか??
まず冒頭のロゴの自由の女神がゾンビを殴り倒すのがいい。制作会社のロゴのとこから本編に合わせたテイストにする作品大好き。
タラハシーはタラハシーだし他のメンバーも昔前作を見た記憶がすぐに蘇るくらい前作の続きだった。
新キャラの知能指数が底辺のマディソンも程よくイライラする感じで既存メンバーのアクセントになって良い。吹替版の声優は安達祐実らしのだがよく引き受けたなこの役。全然違和感なかったぞ!
あんまり出てこないゾンビとの最終決戦もガバガバだったけど熱くて良い。道中別れた仲間が駆けつける展開いいよね!!
ゾンビ引き連れてビルから飛び降りてゾンビをまとめて殺すタラハシーのところも良かったし、最後のピンチでタラハシーからプレゼントされた銃でタラハシーを助けるリトルロックも良い。今まで銃持ってること忘れてた理由が葉っぱでラリってたってのがらしくて最高。
でも最後は姉が結婚してタラハシーも女作って一人だけなんかあまって気まずくないかリトルロック……。誰かいい出会いを……。
続編に必要なのは過去作に対する愛だと再認識できた今作。なんか適当に話つなげて新キャラ登場させる続編製作者達にも見習っていただきたい。
【映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ】感想
ネットの評判みて行ったんですけど面白かったです。
このシリーズ初見なんですが冒頭でコナン君ばりに設定話してくれるので無問題!
優しいスミッコ達が絵本の中に入って大暴れ。そこで出会ったどの絵本のキャラでもないヒヨコの正体は??みたいな感じの話。
途中実はみにくいアヒルの子だったんだよ!ってなった時普通にそうだったのかと感心した(正体はみにくいアヒルの子ではなかった)
最後、スミッコ達と仲良くなったスズメが元の世界に戻るスミッコ達についていこうとするとほんの世界の住人や物は外に出れないことが発覚する展開も良かった。スズメが覚悟してスミッコ達の出立を見送ったシーンで、仲間の証としてつけた花が本の世界の物質なのでゲートをスミッコ達がゲートを出る瞬間に砕け散るんですけど、それが花吹雪みたいに散って凄い綺麗なんですよ。
今まで本の中で出会った住人が駆けつけて来るのも良い。
全体的に優しい良い話でした。
【劇場版 地獄少女】感想《玉城ティナの存在感が別格!!》
地獄少女良かったです。誰も幸せになってない感じで(マテ)
別格の存在感。この世のものとは思えない怖いほどの美しさ!
僕は玉城ティナさん、よく存じ上げないんですがこれほどの方だったとは……。
まぁとりあえず閻魔あいサイドのいいところはそんな感じです(オイ)
いや、他に骨女とか輪入道とか一目連とかいるんですが…………閻魔あいと比較するとかなり微妙じゃない??
いや、まだ輪入道はいい。似合ってる。似合いすぎてただの厳つい爺さんが痙攣してる様にしか見えないけどまぁよい(最初出てきたとき、女子高生は逃げる前に救急車呼べよと思ってしまった。地獄少女の輪入道の脅かし方本来はどんなんだっけ?)。
骨女と一目連、ただのコスプレじゃん。
閻魔あいが凄いのでより浮いてしまっとる……。
次に人間サイド。
ナイフでアイドルを滅多刺しにしてたのに的確に顔だけ傷つけて他はほぼ無傷にさせる腕前を持つ男と、アイドルに地獄通信でその息子を殺されてアイドルを殺し返す母親とか気持ち悪くて世界の不条理さも現れてて良かったですね。
残念なのは一番気持ち悪いのがこの家族なので終盤にインパクトが無かったことか。このあとの純度純度言ってる男アイドルは現実離れしてる分インパクトが薄かったですね。
外道なことばっかしてるのに最後、女性を助けようとした様にみえるとことかは良かった。あれ美保を助けようとしたのか遥を助けようとしたのかよく分からん感じに見えるのが解釈性があってよいですね。
あと地獄通信使う前に地獄を少し体験した美保が「あれが地獄……この苦しみを永遠あの男に味合わせることができる!!」って喜んでたシーン好き。自分も死んだらその地獄にいくのに、重要なのは男が苦しむことなんですよ。良い。
そんなこんなで結構楽しめました。次があるなら閻魔あい以外もなんとかして欲しい……。
【ブライトバーン/恐怖の拡散者】感想《善人から死んでいく!》
グロい!
グロいタイプのホラーものですね。
スーパーマンみたいに宇宙から飛来して、スーパーマンみたいに善良な地球人に育てられ、スーパーマンみたいに超パワーを持ちながら、それでも悪の心を持ってしまった主人公ブランドン。
基本的に人がグロく死にます。
そして死ぬ人間は全員善人!
娘を心配する母親。
あくまで常識の範囲内でブランドンの非常識な行動を叱った叔父。
友人を殺され、育てた責任からこれ以上犠牲者を増やさない為にブランドンを殺す覚悟をした父親。
通報を受けて駆けつけた警察官。
ブランドンを止めるために覚悟を決めた母親。
ただ通りかかっただけの飛行機に乗っていた乗客。
逆にブランドンに序盤嫌がらせしてた黒人少年は特に被害受けてません。
絶対死ぬと思ったのに……(これが狙いなんだろうけど)
そしてジャスティスリーグの様な悪のオールスター紹介からの、まだ世界に悪はいっぱいいるぜ!このままでは人類は絶滅だ!ラスト。
ガン監督これいつ作ったの?マーベル首になった直後とかじゃないよね?!(違ったはず)
全体的にはグロが苦手なのでキツイ部分はありましたが飽きさせない展開で良かったです。
ブランドン君普通に可哀想でしたね。12歳まで普通の人格っぽかったしアレ別にブランドン君の12歳までの人格の所為ではないと思うんすよね。
なんか宇宙船からの呼びかけあったし。
スーパーマンというよりは惑星を滅ぼす為に派遣されたサイヤ人なのではなかろうか。
最後の「良いことをしたい」って言葉は本心だと思ってます。
悪のジャスティスリーグ、果たして続くのだろうか。
【IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。】感想《MMR+漫☆画太郎》
前作は(個人的には)ペニーワイズは全く怖くなく、登場人物の家庭環境だけが怖い感じで全然ホラー感の無い作品でした。
少年少女ひと夏の冒険譚みたいな。
冒険モノとしてはそれなりに楽しめたので続編である今作も見に行きました。
結果……。
まず怖さ。
前作にも増して怖くねぇ!!
荒んだ家庭環境描写が減った影響で怖さも減りました。(親から虐待を受けてて地元から飛び出した少女が27年後にDV旦那と結婚してたのは怖かった)
そして冒険譚もなんか胡乱げなものになってるんすよ。
ペニーワイズの正体、どんな非業な死を遂げた人間か、それとも殺人鬼かと思ってたら外宇宙からの飛来者が地底深くに太古からいた的な!な、なんだってー!
いや、なんか先住民のアイテムとか出てきた序盤あたりしか嫌な予感しかしなかったですけど。
そういう話も嫌いじゃ無いんですけど、そういう話をみる準備ができてなかったんすよね。
カレー食べに来たらラーメンが出たみたいな。お腹はすでにカレー食べる準備できてるのに!
ただ見どころはあります!
ズバリ漫☆画太郎のババア!
途中、老婆がなんか巨大化するんですが、父が垂れてシワシワの表情から何から見た目が漫☆画太郎のババアなんすよね。
あそこは笑いました。
見どころは基本そこくらいです。
やっぱ怖くないのがネックなのか。
この話、ホラーで序盤に恐怖を覚えてたとしてもリングだと思ってみてたらプレデターだったみたいな展開怖くなくなると思うんすよね。
スティーブンキング氏と僕が相性が悪いだけかもしれないけれど。