映画やらアニメやら雑多感想ブログ

ネット環境があれば人は田舎でも暮らしていけるのか?

2023年某日。僕はそこそこの都会から田舎に引っ越すことになった。生活用品を買える店は個人商店が一つしかないような場所だ。日々の生活を記載しようと思う。(コロナ前は映画とかの感想書いてたブログ。今後もたまに書く)

【ネタバレ映画感想】ノーゲームノーライフゼロ

原作未読。
アニメ放送時チェス回で挫折。
アニメ再放送は完走(チェス回以外は良かった。なんなんだあのチェス回)
そんな状態で劇場版初日。
原作見てないので原作の登場人物がでないっぽい(実際は少しは出てきた)過去編見て楽しめるかなって思いで映画を観に行く。CMは面白そうだったしね!

結果は……

良かった!面白かった!

舞台はテレビアニメの時代の遥か昔、テトが唯一神になる前、神々とその眷属が戦争をし、その巻き添えで人類が滅びかけている時代。
死の灰が降り注ぐ世界で生き残った人々のリーダーであるリクが、機械生命体?エクスマキナであるシュヴィとであい世界に対してゲームを仕掛ける話。

シリアス!そして唐突に始まるギャグ空間!(シリアス時空からいきなりシュヴィが下ネタ?を言い出したり)
このギャップがなかなか激しくてちょっと寒い感じもあるんだけど、テレビ放送時はこのギャグ空間よりの空気だったことを思い出せばついていくことにそれ程支障はない。
あとテレビシリーズでは特になんとも思ってなかったエルフが思ったより最悪なやつらだし、テレビでは出てきてないドワーフとか映画見ると別に滅んでもいいんじゃないかなって感じになる。
あと大体ジブリールが悪い。
これに関しては作者はかなり思い切ったことをしたなと思った。
映画はリクとシュヴィの話という観点からだと、まぁハッピーエンドではない。希望はあるが、どちらかというとバッドエンドに終わる。そしてバッドエンドになった理由は本当に大体ジブリールの所為である。
テレビ放送時はジブリールが出てくる前に一度見るのをやめた為、ファンの人からのジブリールの評価はよく知らないんだけど、キャラも立ってるし可愛いし強キャラだし多分人気があるほうだと思う。
そんなキャラを悪役にする。
本人にはそんなに悪意はないが、主要人物を殺す役割に配置する。
ともすれば一気に嫌われかねない展開だ。
なかなか勇気がいるシナリオ展開だと思った。
このストーリーを見た人からのジブリールの人気が実際に高いのか低いのかはわからないけど。
個人的にはイズナが視聴者の心の声を代弁してくれたこともありジブリールに対する好感度自体はそんなに変わってないかな?
てめぇ、このやろぉ!とは思ったけど。
最後リクが勝たなかったのも良かった。
勝利条件に誰も死なせないと設定したリク。
機械である自分は物だから勝利条件に抵触はしないとリクの為に死んだシュヴィ。
シュヴィの感情を読み取ってしまった所為で感情を理解し、命を賭してリクを助けるエクスマキナ達。
ここでリクが勝ってたらモヤモヤした気分が残ってた気がする。
でも結局リクには彼らのことをモノとして考えることができず、自らが設定した勝利条件を満たすことができずに…。
最後はようやくテトがでてくるんだがお前もっと早くでてこいよ。
ただリクの最期の願いを聞いてリクとシュヴィを空と白に転生させたのはテトかなきっと。
良くやったテト!
あと残念なステフの先祖が立派だったりクラミーの先祖の黒髪の幼女がでてきたりと盛りだくさん!
見て良かった。
しかしこれ見るとやっぱチェスは物語の中で重要な役割を与えられてるっぽいんだがなんでチェス回はあんなにもあんなだったんだ……。

この後旅立たなければならないので邪魔になるパンフレットは購入せず。来週買いに行くから完売しないでおくれ…。