【宇宙よりも遠い場所】 第6話 感想《意地と衝突と青春》
6話も面白かった!!
シンガポールの地下鉄へのドリアンを持ち込みは禁止されていると聞いたことがある気がする(自信無し)ので、タイトルのところの電車に乗れなかったシラセはそういう状況かな?
先週目立ってたキマリは一休み。それ以外の三人のキャラクターが際立つ回でした。
第6話 ようこそドリアンショーへ
嘘が嫌いな女 日向
嘘の関係が嫌いで、気を使われるのが嫌いで、腫れ物の様に扱われるのが嫌いで、そうならない為に嘘をつく。
今までの話では大人びてるところが目立ってたヒナタの弱さが、短い時間にも関わらずよく表現されている話でした。
パスポート無くした初日に即座に行動してたら解決してたことを匂わす描写もうまい。
高校時代の回想も少し。進学しなかったのではなく中退したのかな?
失敗することよりも、失敗して気を使われることが怖いという気持ちはわかる気がします。
そんな彼女だから、嘘のないシラセの啖呵に心が震えたのでしょう。
嘘がつけない女 報瀬
オーストラリアへの到着が遅れることへの不安を隠せないシラセ。でも今の彼女は仲間を思う気持ちを持っている。
気を使われることを嫌い、一人シンガポールに残ることを決めたヒナタに言った啖呵がひたすら格好いい。
『意地張ってバカにされて嫌な思いして、それでも意地張ってきた!間違ってないから!』
『気を遣うなって言うならはっきり言う!気にするなって言われて気にしないバカにはなりたくない!』
『先に行けって言われて先に行く薄情にはなりたくない!4人で行くって言ったのにあっさり諦める根性なしにはなりたくない!4人で行くの!この4人で!それが最優先だから!』
そして必死で貯めたであろう100万円をポンと使う男前さ!!
そりゃヒナタも観念するわ!
ここでウルっときて、この後に実はヒナタのパスポート持ってたのがシラセだと発覚したところで爆笑しました。
嘘だろお前…。
シラセが啖呵きるところからは完璧にシラセがポンコツキャラだってこと忘れてた所為で感情のギャップが凄い!
この流れ作った人は天才だと思います。
嘘を見抜く女 結月
今までの話ではあまり目立ってませんでした。
第6話でもメインでは無いけれど、影のMVPは間違いなく彼女。
恐らく芸能界で過ごしてきたことによって人の嘘を見抜く力を養っていたユヅキ。
彼女が嘘をあっさり暴かなければ、ヒナタはパスポートが無いまま出立日を迎えたに違いない。その展開だとパスポートパクってたシラセさんも罪悪感半端ないでしょう。
あと海外旅行でもかなり頼りになってました。
3話の段階では他の三人はユヅキの顔を知らなかったみたいだから、そんなに売れてない芸能人なのかと勝手に思ってたんですけどひょっとして売れっ子なのか?
嘘を許す女 キマリ
第6話では全然目立ってなかったですけどまぁ第5話で目立ってましたからね。
それでも第5話で親友の裏切りに合ったことを一切匂わせない豪胆さは漂ってました。
ヒナタがパスポート無くした時も、あんまり焦ってる感じでは無かったけど、まぁなんとかなるだろって考えてる節はある気がしますね。1話前半あたりは、精神の繊細さみたいなものが見受けられましたが今はもう頑強で柔軟で無敵な精神を持ってるように見えます。