映画やらアニメやら雑多感想ブログ

ネット環境があれば人は田舎でも暮らしていけるのか?

2023年某日。僕はそこそこの都会から田舎に引っ越すことになった。生活用品を買える店は個人商店が一つしかないような場所だ。日々の生活を記載しようと思う。(コロナ前は映画とかの感想書いてたブログ。今後もたまに書く)

【宇宙よりも遠い場所】 第9話 感想《変わらない日々を変える為に歩き出した少女達の物語》

第9話 南極恋物語(ブリザード編)

面白かった!
最初男性隊員からシラセが告られた(様に見える状況ができた)時は展開的に不安がありましたが結果的には最高の話でした!
そろそろこの先の展開も信じても良いのではないか(フラグ)

思ったよりちゃんと接点があった藤堂隊長とシラセ

てっきり仏壇に手を合わせに来ただけかと思ってたんだけど、シラセ母が存命の時はちゃんと付き合いがあったのね。
第二次世界大戦がわかる幼稚園児は凄い。一体どんな英才教育が……。
(と思ってたんですけどあの時のシラセちゃんは小学生くらいに成長してるんですね(追記))
シラセ母がシラセに必要だと思っていた藤堂隊長の魂は諦めず失敗してもやり続ける心か。
シラセが南極まで辿り着いけたのも、藤堂隊長の魂のお陰かもしれない(キマリが居なかったら辿り着いてないだろうけど)。

終わらない、待ち続ける日々

第9話でシラセが南極を目指した本当の動機が語られた気がします。

普段から母親の帰りを待ち続ける日々。
母親が死んでも遺体や遺品が帰ってきたわけでは無い。
だからこそ、それまでの母親の帰りを待つ日常と母親が死んでからの日常になんら境目がなく、心を切り替えることができない。
待ち続ける日々を終える為には、母がいる南極に行くしかない。
藤堂隊長を恨んでいるのかいないのか、それすらわからない荒れ狂う感情を胸に秘め、変わらない日常を変える為に、母親に別れを告げる為に少女はついに南極に辿り着いたのだ。

砕氷船

砕氷船ってこういうことだったんですね!!
僕はてっきり巨大なドリル的なので砕いていくと思ってたんですよね(D-liveって漫画にそんな船でてきましたよね?)
まさか氷に乗り上げて氷を押し潰して砕くとは。このやり方最初に考えた人頭おかしいんじゃないだろうか(褒めてる)
多分これをやる為に船のバランサー的な機構がなくて揺れやすいのかな?
巨大な船が浮き上がって氷を押し潰す姿は壮大すぎて砕氷シーンだけで感動できる。
凄いなぁこれ。
一度リアルで見てみたいですなぁ。
百万円砕氷ツアーとかやってくれないかなぁ。
百万円では足りないだろうなぁ。

共に降り立つ南極

シラセの最初の目的は日常に区切りをつけることだったかもしれないけど、今はそれだけじゃないと思うんですよね。
南極に降り立つ順番を譲られて、目の前に夢にまでみた南極が広がっていても、共にここまできた仲間の存在は忘れない。
4人一緒に南極に降り立つ場面はとても良いシーンだと思いました。
シラセが最初に手を掴む相手がキマリなのも良いですね。
(あとヒナタがカメラマンなのはやはりビジュアルが(あの世界では)微妙だからなのか)

ざまぁみろ!!

未だ嘗てここまで心が清々しくなる『ざまぁみろ』があっただろうか。
それはシラセの気持ちであり、南極チャレンジのメンバーの気持ちであり、きっと初代南極観測隊の気持ちなのだ。
『その結果がこれよ!』の時のシラセのドヤ顔凄く良いです。

惚れやすい男性隊員(名前がでてこない)結果的に凄く良い立ち回りしてた

藤堂隊長が人知れず涙を流すシーン。
視聴者もとても感傷的になるシーンですが、即座にこの男性隊員の惚れっぽさを披露してコミカル方面の感情を付け加えます。
付け加えるというのがミソで、即座にこのコミカルシーンを持ってきたことにより直前のシーンで抱いた感傷が消えることなく、同時に楽しい感情も沸き起こってきたんですよね。
この視聴者の感情を乱高下させて言葉では表現できない感情を生み出すのは凄いことだと(後から冷静になった時に)思いました。
まぁ、人の感情はわからないので僕だけかもしれないですけど。

不穏なCパート

でたーユヅキ母。
今更メールとかどんな内容なんでしょう、
なんかトラブルあって戻ってこいとかいう内容でも今更戻れないですよね。
深刻なトラブルでもできれば次の話のなかで解決してほしい。そして南極をしっかり探索してほしい。
トラブル持ち込む前提なのは僕のユヅキ母に対する好感度が低い所為です。
でもここまで全話面白かったので、このままの面白さでつっきって欲しいですね。
次の話が待ち遠しい!