【さよならの朝に約束の花をかざろう】感想《美しく残酷な世界で生きる不老の一族》
面白かったです。
個人的には岡田麿里さんが脚本の話とはあんまり相性が良くないんですが、この話は良かったですね。
でもまぁ良くも悪くも岡田麿里さんらしい生々しい感じの話ではありました。
ラカムぅうう!
絵柄はグランブルーファンタジーとかブレイブリーデフォルトみたいな感じで見やすかったです。
ラカムみたいな人もいます。
格好よくて声もいいのにそんなに活躍しません。
イオルフの民が別に隠れてなかった
これCMくらいしか前情報無かったんですけど、最初の予想では人から隠れて暮らしていた不老の民が人に発見されて連れ去られるとか里から抜け出した子供の話とかそんな話だと思ってたんですよ。
ところがこの世界、イオルフの民は島から出ずに暮らしてはいるらしいけど世間からは周知されてるみたいなんですよね。一般人すら存在を知ってる。
そりゃ遅かれ早かれ侵略されるよと。
長老もっと備えといてよと。
長老がセクシー
かなり際どいセクシーなスリット履いてた長老がセクシーでした。長老って結局死んだんかね。
世界は美しいが残酷で、ヒーローはいない
この話、救われた人あんまりいない気がするんですよね。
攫われたレイリアは王子の子供を孕まさせられるし、主人公マキアは本編では描かれていないけど自我が崩壊するほどどこかに閉じ込められてたらしい。
クリムは好きなレイリアを奪われ、助けに行けば拒絶され最後は独りで死ぬ。
そんな世界でも美しいものはあって、死んでもなお子供を守る母親だったり、見ず知らずのマキアをリスク覚悟で受け入れるミドさんだったり。
子供を守って死んだ母親の手を子供から引き離す時に、母親は余りに強い力で子供を守っていたから手を剥がす時にバキバキと鈍い音が鳴るシーン。
マキアを受け入れても、受け入れなくても、今後どうなるかなんて誰にもわからない。だから受け入れる決意をするミドさん。
この話のなかではその2つの話が1番好きでしたね。
あとクリム君は可哀想過ぎましたね。
最後、レイリアも自分の娘を一目見て満足するならクリム君があと少し耐えてれば彼も幸せになったかもしれないなと思うと悲しい。
イオルフの民の女達もろくな目には合ってないだろうし悲惨。レイリアが選ばれたわけじゃなくて子供ができたのがレイリアだけだったんじゃないかなと思ったり。
エンドカードの謎
最後のエンドカード、なんかイオルフの民の子供っぽい人がいましたけど誰の子供なんすかね。
髪の色が違う女性もいたし謎。
それとも過去の光景なのか。