【シェイプ オブ ウォーター】感想 《猫好きは見ない方が良い映画かも?》
政府機関で清掃員をしている女性が、職場に連れ込まれた謎の生き物と心を通わせていくお話。
面白かった。
でも猫が残虐に喰われるので、猫好きは見るのを注意すべきかも。
あとそれ以外にも結構グロいシーンがあるので、耐性が無い人には向かないかも。
感想箇条書き
- ションベンをする前に手を洗って、手を使わずにションベンをする男ストリックランド。彼はトイレの後に手を洗わない。なんやその拘り。
- ションベンの時に手を洗わない男さんのS○Xシーンで唐突に現れるモザイクが雑過ぎる!ギャグシーンかよ!
- 同僚のゼルダさん超良い人。
- 謎の生き物とのS○Xシーンは……あります!そしてその話に冗談交じりで返せるゼルダさんの胆力やばいわ。
- 謎の生き物とのS○Xはなんか良い感じに直接描写せずに描けてるやんけ!ションベン男のはなんであんな雑なモザイクなんや…。
- イライザさん!水漏れは流石に迷惑ですよ!大家にも恩義とか色々あるでしょ多分!
- 博士!協力するなら最後まで口閉じといてよ!
- ジャイルズさんかっけー。
作品の完成度を支える画家のおっさんの働き
主人公側の人間は皆孤独を抱えた人達。
その中でもハゲた画家のおっさんは良いですね。
主人公イライザから謎の生物を助ける手伝いを頼まれた時に一度断りながらも、自身の孤独とイライザ以外に話し相手すらいないことに気がつき、死の可能性すらある計画に手を貸すことを決める。イライザよりもこのおっさんの動きの方が孤独を視聴者に伝えている気がします。
イライザが風呂場を締め切って、不思議な生き物とラブシーンをする為に部屋に(!)水を溜めだした時も、水漏れしてクッソ迷惑やんけこいつと(僕が)思ってたところにこのおっさんが扉を一度開けてラブシーン目撃して『ごゆっくり〜』って感じで扉閉めたところで雰囲気を和らげることに成功してた気がします。
最後、銃を持ったストリックランドをぶん殴るところも男前。
彼がいなければこの作品は全然違う作品になったでしょう。
決して万人ウケする映画ではない
不思議な生き物の造形は僕は格好良いと思ったけど、人によっては気持ち悪いだろうし、そういったものとの恋愛が受け入れられない人もいるだろう。
猫は死ぬし猫好きも無理かもしれない。
S○Xシーンがモロに出てくるし、家族と行くのにも向かないかもしれない。
アクション映画のような派手な動きもない。
それでも、孤独を抱えた人達が孤独で不思議な生き物と関わることによって動き出す物語、異形が異形のままで人と恋愛する映画はなかなか珍しく、面白いものでした。興味ある人は是非。