【グレイテスト・ショーマン】感想《過去最高に始まり方が格好良い映画だった》
始まり方が超絶格好良い!!
20世紀FOXのいつもの制作会社紹介映像から鳴り響く歌声。テンポ良く切り替わる制作会社ページからのヒュージャックマンの決めポーズと重低音のパーカッションをドーン!
ここから始まるグレイテストショー!
か、かっけー!!
正直この映画の良いところの8割位はこの始まりの部分だと思っている。
他が悪かったという訳ではなく、この開幕シーンの完璧なる「掴みはOK」状態によって、この後多少つまらないシーンがあったとしても開幕部分で得られた期待値が観客を「ひょっとしてつまらないものを見せられるのでは無いか」という不安から解き放つのだ。
逆にこの部分で心震わされなかった人は多分この映画向いていないと思う。
そういう人はこの後の2時間楽しめないのではない無いだろうか。
ストーリー自体に目新しいところは無いが、音楽がそのストーリーを盛り上げる。
ドン底から成功した主人公が挫折を味わい、成功していた時には見えていなかった大切なものを見つけ再起する。
王道中の王道ストーリーである。
その王道ストーリーを圧倒的に盛り上げるのが、音楽と歌と歌詞、つまりミュージカル部分である。
通常パートでは描かれていない登場人物達の思いも、過去も、最高の音楽と歌で観客の心に叩き込む!
結構な力技なので、合わない人がいるっていうのもわからないではない。(そもそもその人たちはミュージカルが合ってないのでは説あると思います)
そんな訳で、この作品のノリに乗ることに成功したらあとは自然とテンションが上がることでしょう。
音楽の力って偉大……。
さあ、共にグレイテスト・ショーへ!
因みにバーナムさんは実際にいた人間だそうだが、結構史実とは違う部分があるらしい(そりゃそうだ)
本編と関係ないどうでも良いけど気になった点
街の住人が登場人物達に対して言っていたフリークスという言葉だが、字幕ではそのままフリークスと翻訳されていた。フリークスの意味は奇形や、作品によっては化物みたいな意味で使われる言葉である(多分)。
日本人にとってそれほど一般的な単語だとは思えないが、訳さなかったのは何らかの配慮なんだろうか。意味は同じなのに横文字にしたらオーケーみたいな風潮(クレイジーとか)はどうかと思っているのだが。
使うなと言いたいわけではなく、じゃあ日本語でも使えばええやんけというスタンスである。