【ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド】感想
史実なんてクソ喰らえ!
これがワイのハリウッド史じゃ!
みたいな作品でした。
良かった。
この話、ハリウッドで実際にあったシャロン・テート事件っていうクソ理不尽な殺人事件が根底にあるのでこの事件のこと知らなかったらよくわからないとこも多いです。
この事件を知っていると、ブラピが映画牧場に行ったときにハラハラし、シャロン・テートさんが殺されたXデーが近づいてくることに緊張していくでしょう。その日、核が落とされることを知りながらみるこの世界の片隅にに近い感覚がありました。
まぁタランティーノは史実なんてクソ喰らえ派なのでXデー以後をみた感情は違いますが。
序盤からスタントマンと落ち目の俳優の話を積み上げてきて出来上がった空気を、最終局面でブラピとディカプリオに大暴れさせてぶち壊す流れが良い。
あとディカプリオと少女のやり取りとかブラピとブルース・リーとのやり取りとか好きな要素が散りばめられてました。
この話、日本でやると不謹慎だと漏れなく炎上しそうなので日本では生まれなさそうな話だなと感じました。(やるとしたら織田信長を助けるとかそういう感じになりそう)
あとブルース・リーの扱いが酷いのでどっかから怒られそう(笑)
ハリウッドの空気を感じながらも、爽快感もある良い映画でした。