映画やらアニメやら雑多感想ブログ

ネット環境があれば人は田舎でも暮らしていけるのか?

2023年某日。僕はそこそこの都会から田舎に引っ越すことになった。生活用品を買える店は個人商店が一つしかないような場所だ。日々の生活を記載しようと思う。(コロナ前は映画とかの感想書いてたブログ。今後もたまに書く)

【宇宙よりも遠い場所】 第9話 感想《変わらない日々を変える為に歩き出した少女達の物語》

第9話 南極恋物語(ブリザード編)

面白かった!
最初男性隊員からシラセが告られた(様に見える状況ができた)時は展開的に不安がありましたが結果的には最高の話でした!
そろそろこの先の展開も信じても良いのではないか(フラグ)

思ったよりちゃんと接点があった藤堂隊長とシラセ

てっきり仏壇に手を合わせに来ただけかと思ってたんだけど、シラセ母が存命の時はちゃんと付き合いがあったのね。
第二次世界大戦がわかる幼稚園児は凄い。一体どんな英才教育が……。
(と思ってたんですけどあの時のシラセちゃんは小学生くらいに成長してるんですね(追記))
シラセ母がシラセに必要だと思っていた藤堂隊長の魂は諦めず失敗してもやり続ける心か。
シラセが南極まで辿り着いけたのも、藤堂隊長の魂のお陰かもしれない(キマリが居なかったら辿り着いてないだろうけど)。

終わらない、待ち続ける日々

第9話でシラセが南極を目指した本当の動機が語られた気がします。

普段から母親の帰りを待ち続ける日々。
母親が死んでも遺体や遺品が帰ってきたわけでは無い。
だからこそ、それまでの母親の帰りを待つ日常と母親が死んでからの日常になんら境目がなく、心を切り替えることができない。
待ち続ける日々を終える為には、母がいる南極に行くしかない。
藤堂隊長を恨んでいるのかいないのか、それすらわからない荒れ狂う感情を胸に秘め、変わらない日常を変える為に、母親に別れを告げる為に少女はついに南極に辿り着いたのだ。

砕氷船

砕氷船ってこういうことだったんですね!!
僕はてっきり巨大なドリル的なので砕いていくと思ってたんですよね(D-liveって漫画にそんな船でてきましたよね?)
まさか氷に乗り上げて氷を押し潰して砕くとは。このやり方最初に考えた人頭おかしいんじゃないだろうか(褒めてる)
多分これをやる為に船のバランサー的な機構がなくて揺れやすいのかな?
巨大な船が浮き上がって氷を押し潰す姿は壮大すぎて砕氷シーンだけで感動できる。
凄いなぁこれ。
一度リアルで見てみたいですなぁ。
百万円砕氷ツアーとかやってくれないかなぁ。
百万円では足りないだろうなぁ。

共に降り立つ南極

シラセの最初の目的は日常に区切りをつけることだったかもしれないけど、今はそれだけじゃないと思うんですよね。
南極に降り立つ順番を譲られて、目の前に夢にまでみた南極が広がっていても、共にここまできた仲間の存在は忘れない。
4人一緒に南極に降り立つ場面はとても良いシーンだと思いました。
シラセが最初に手を掴む相手がキマリなのも良いですね。
(あとヒナタがカメラマンなのはやはりビジュアルが(あの世界では)微妙だからなのか)

ざまぁみろ!!

未だ嘗てここまで心が清々しくなる『ざまぁみろ』があっただろうか。
それはシラセの気持ちであり、南極チャレンジのメンバーの気持ちであり、きっと初代南極観測隊の気持ちなのだ。
『その結果がこれよ!』の時のシラセのドヤ顔凄く良いです。

惚れやすい男性隊員(名前がでてこない)結果的に凄く良い立ち回りしてた

藤堂隊長が人知れず涙を流すシーン。
視聴者もとても感傷的になるシーンですが、即座にこの男性隊員の惚れっぽさを披露してコミカル方面の感情を付け加えます。
付け加えるというのがミソで、即座にこのコミカルシーンを持ってきたことにより直前のシーンで抱いた感傷が消えることなく、同時に楽しい感情も沸き起こってきたんですよね。
この視聴者の感情を乱高下させて言葉では表現できない感情を生み出すのは凄いことだと(後から冷静になった時に)思いました。
まぁ、人の感情はわからないので僕だけかもしれないですけど。

不穏なCパート

でたーユヅキ母。
今更メールとかどんな内容なんでしょう、
なんかトラブルあって戻ってこいとかいう内容でも今更戻れないですよね。
深刻なトラブルでもできれば次の話のなかで解決してほしい。そして南極をしっかり探索してほしい。
トラブル持ち込む前提なのは僕のユヅキ母に対する好感度が低い所為です。
でもここまで全話面白かったので、このままの面白さでつっきって欲しいですね。
次の話が待ち遠しい!

【宇宙よりも遠い場所】 第8話 感想《選び取った青春》

第8話 吠えて、狂って、絶叫して

面白かった!
個人的には盛り上がりが今までの回より少ない気がしますけどそれは今までが凄かっただけの話。十分面白かったです。
何より最後の隊長のシーンで湧き上がる感情は、今までの7話では無い種類のものでした。
あと、提供でまるで歌ってるかの様なユヅキの口パクも面白かったですね。

船酔いと共に揺れ始める画面

順調に船旅が進むかと思いきや、突如襲い来る船酔い。確かに薬飲んでても船で生活してたらそのうち切れるわなと納得しました。
長期の船旅してないと出てこない発想ですね。
そして船酔いの演出が見事。
それまで普通に描かれててた船での生活が、船酔い発症してから暫くは画面が揺れるように演出されてるんですよね。
だから視聴者も船の揺れを疑似体験できる。
僕も見てて船酔いの感覚を思い出したりしました(ちょっと気持ち悪くなった)。
だからこそ、タマキ達のしんどさが視聴者にも伝わってくる。
これひょっとしたら三半規管がぶっ壊れてて船酔いとか一切しない人がみたら、また別の印象を受けるシーンなのかもしれないですね。
そういう面でも面白い試みだと思います。

青春コンパサーキマリと青春ポイント

「頑張るしかない。他に選択肢がない」というシラセに対して、「そうじゃないよ」とキマリは言う。ここにいるのは自分が選んだ結果だと。
4人の中で、1番自覚して道を選んできたのがキマリだとわかります。だからその結果から逃げない。
そして、自分自身が今「青春」の中にいることにも彼女は凄く自覚的です。
それは当然で、青春する為に一歩踏み出し、歌舞伎町を駆け巡って青春を感じ、そしてとうとう南極行きの船の中まで来たのです。
その全てがきっと彼女が目指していた青春の一部で、なおかつ彼女はそのことを知っているのです。
だから彼女は、船酔いで苦しんでるだけの現状でも、後からきっと楽しい思い出になると信じているのだと思います。しんどい時にでもクジラを見ようと思ったのも、彼女の青春センサーに何か引っかかったのかもしれません。
青春ポイントとか集めてそうな生き方です。
そしてどんな時も行動指針が変わらない彼女だからこそ、皆の道しるべになり得るのでしょう。

無謀と青春は紙一重

嵐の中で船の外に出だしたのは正直ヒヤヒヤしました。あんなの一歩間違えば波にさらわれてドボンですからね。
映像が綺麗なだけに余計怖かったです。
ただ雨のように降り注ぐ水の塊が実は波で、そのことに気がついて笑いあえるというシーンは良かったです。
自分達が何を乗り越えて南極にたどり着くのか、それを彼女達が自覚する為には必要な描写だった気がします。
そして外に出ることを提案するのがずっとネガティブだったユヅキというのも良いですね。
いや、それでも怖いけど。
実際の乗組員的には嵐の時は外に出るのは禁止されてたりするんですかね。それともあれぐらいはOKなのか。

ユヅキ母は大変なことをしでかすとこだった。

今回の話、つまるところ食堂のお姉さんが言ってたように4人で1馬力だってことなんだと思うんですよ。
性格も考え方も違うけど、足りないところを補い合う。4人だからこそ、つらい船酔いも乗り越えることができた。
これユヅキ1人だったら絶対乗り越えれてないと思うんですよね。点滴生活になってたのかドクターストップになってたのか。少なくとも南極で満足にレポートできてたと思えないんですよね。精神的なキズは下手すりゃ一生もんですよ。ユヅキ母、当初の計画は無謀すぎやしませんか?

名言の封印

第6話以降ヒナタが名言を言わなくなってます。シラセとぶつかり合った回ですね。ひょっとしたらあれは、シラセの戦闘モードの様にヒナタの防御機構の1つだったのかもしれません。誰より大人びていた彼女は、実は自らそう見えるように振舞っていたのか。
シラセの本音を聞き、涙を流した今はもうそんな外壁は必要無いのかもしれません。
(こんなこと言うと来週あたりに名言言い出す気がしてくる)

大人組がちゃんと大人してて良い

この船の乗組員は今のところ全員ちゃんとした大人でとても良いです。無駄なところでストレスを感じません。
キマリ達を大人として扱うとは言ってましたが、実際には最大限配慮してくれてるんだと思います。
船酔いで役に立たないキマリ達を邪険に扱うこともなく、乗り越えたキマリ達を祝福してくれる。エウレカセブンレントンにも見せてあげたい……。
そしてそれだけでなく格好良い。
「きましたね〜」
「私は嫌いじゃないですけど。戦ってる感じがして」

嵐に挑む中の僅かなシーンですが、大人たちの格好良さやプロとしての矜恃みたなものが伝わってきます(キマリ達には伝わりませんが)キマリ達との違いが明確に出てて良いですね。
それと食堂のお姉さんは給食のおばちゃんやってるみたいですけど、どんな流れで初代民間南極観測隊に参加したのか気になりますね。
なぜ彼女達は南極に魅せられたのか。帰った時に果たして仕事はあるのか。
【よりもいゼロ】を是非ともやってほしいですね。

キマリの語彙力が凄い

雲もなく、鳥の姿もなく、

視界全てが、一面の青。

どんなに目を凝らしても、見渡す限りの水平線。

確かに船の音は、聞こえている筈なのに、

その圧倒的な景色が、音を消していた。

そこにあるのは、宇宙を思わせる無音の世界。

キマリのする状況説明が詩的でとても良いです。こんなこと言える普通の女子高生はいない。やはり実はキマリが1番凄いやつなのでは。

それは誰が為の花か

Cパート。藤堂隊長がドームに入った花を持ってるシーンで終わります。
これはおそらく、シラセ母に手向ける話だと思います。ドームに入っているのは南極の気候に耐える為か。
今まであまり触れられてこなかったシラセ母の現状ですが、この花の1シーンだけで一気に「死」という現実が近づいてきたかの様な錯覚を感じました。このシーンから伝わる限りではきっと藤堂隊長は覚悟していることでしょう。ではシラセはどうか。
次回の展開が恐ろしいながらも気になります。(そんなこと言っておいて全く関係のない花だったらどうしよう)

【ネタバレ映画感想】コードギアス 反逆のルルーシュII 叛道


面白かった!
まさかオレンジが仲間になるとは……。

第1部の感想でも言いましたがTVアニメシリーズは見れてないんですよね。
合衆国日本とかその辺のネーミングセンス、リアルタイム世代にはどんな感じで受け入れられてたんだろうか(僕は笑いました)
超合衆国ってなんやねん。

そして1番衝撃的だったのがユーフェミア
なんかやらかすキャラだと勝手に思ってたんですけど、正しく善人で覚悟もある高潔な人でした。
それがまさかルルーシュのギアスの暴走という形で日本人を虐殺して死ぬとは…。
シャルル皇帝が何を目指してるのかよくわからないので、あのまま日本特区が設立されても大団円になったとは思えないですけど余りに悲しい。
最後ルルーシュの手で死にましたが、優しいユーフェミアは自分の犯した罪に耐えられるとは思えないので、殺人に手を染めた時点でそれ以外の結末だとより悲劇になってしまったでしょう。悲しいことに。

不死になる前の人格になったと思われるCC。
不死になったシャルル皇帝。
ユーフェミアを失ったスザク。
祭り上げられたナナリー。
どういった結末になるのか予想できなくて続きが楽しみです。

まぁルルーシュが死ぬこととナナリーがなんか酷い目に合うらしいということは知っているので覚悟しておきます。

【宇宙よりも遠い場所】 第7話 感想《叶わなかった夢と変わらなかった想い》

大人達の熱い思い

少ない人員、少ない予算。
実はこの船ヤバいんじゃないかという不安。
夢へと近づいたことによって見えてくる現実。
そんな時、藤堂隊長から明かされる過去の一端。
三年前、1人の犠牲を出し、何も成し遂げられないまま帰還した隊員達の想い。三年前にした約束。
三年前とは格段に下がった待遇の中で、帰還後の生活の保証は一切無い。
それでも当時のメンバーは殆ど集結した。
今の生活を犠牲にしてでも成し遂げたいこと。
南極に残したシラセの母と共に追いかけていた夢。
かつてその手から零れ落ちた物を再び拾いにいく。
成し遂げられなかったことを成し遂げに行く。
これはきっと1つの弔い合戦なんだと思います。
最初、大人組が次回から出てくるという発表があった時に、なんか大人組参入で人間関係ドロドロしたら嫌だなとか思ってたんですよね。
全然そんなことなかった!!
彼らもシラセ達と同じ、夢を追う者なのだ。
南極に一緒に行く大人達が、実は主人公達以上に熱い思いを持ってるの良いですね。

シラセという存在の重要性

この話ではシラセという存在の重要性も確認することができました。
歓迎会なのにどこか雰囲気が暗い大人達。
それは当然のことで、皆ちゃんとシラセの母親のことを覚えている証。
シラセはヒナタの後押しを受け、拙い言葉で彼らに叫ぶ。
母が言ってた言葉を確かめる為に、南極の宝箱をこの手で開ける為に、共に南極にいこうと。
この言葉に、きっと大人達も救われたんじゃないかなと思いました。
これはシラセ以外にはできないことです。
数秒の短い自己紹介なのに、思いが詰まったいいスピーチでした。
1話では母親を探しに行く(生きているとは思っていない様なので、母親の痕跡的なことかな)と言ってたシラセが、この話では母の言葉を確かめに行くと言っています。
これはきっと、キマリと出会い、仲間が増え、共に南極を目指していく内に彼女も良い方向に成長してきたということなのではないでしょうか。ずっと1人だったシラセに、今はこんなに大勢の同士がいると思うと感無量です。
きっとキマリと出会ってなかったら、ここまで来れてないんだろうなぁ。

散りばめた情報の回収が鮮やか

いや、正直言うとシラセがスピーチで「キャッチでウィットでセンセーショナル」とか言い出した時は何言い出すねんと思ったんですよ。そこにシラセ自身の思いを付け加えることによって凄く心に響くスピーチになるのは凄いと思いました。そしてこの「キャッチでウィットでセンセーショナル」というフレーズはアバンでシラセが恥ずかしがって言えなかった言葉です。
それを大勢の前で言うのは、一種の決意表明のんじゃないでしょうか。
このアニメは時間差で散りばめた要素を回収していくのが上手いですね。

他の場面だと、何故南極を目指すのかという問いに、かなえさんはソラを見る為だと答えます。これだけだと何言ってんだこいつちゃんと説明しろよって感じですよね(少なくとも僕はそう思いました)
ところが、かつてシラセ母が南極に天文台を作ることを目指していたと知ると、かなえさんの言葉の意味が理解でき、感じ方がまた変わってきます。
関連性は定かではないが多分経験が生かされてるんじゃないかって場面だと5話のシラセのカラオケですね。あの時の御乱心シラセが今回の決意表明に生かされてる気がしないでもないです。

挿入歌を入れるタイミングが完璧

3話の時も言いましたけど、挿入歌を入れるタイミングが完璧ですね。ここしかないってところで流れてきます。歌自体も凄く良いです。天才か。

次回が楽しみだけど

折り返し地点の7話。今まで全話面白い!
でも後6話くらいで話が終わる気がしない!
このアニメは先が読めず、毎回凄い楽しんでいるんですが、それだけにどう着地するのか不安がつきまといます。毎話ハードル上げ続けてる形ですからね。
まぁでも素晴らしい展開になると信じてる!
今から次回が楽しみです。

そういえば卵とか買い出ししてたの、ひょっとしてたこ焼き作るためか!?

【宇宙よりも遠い場所】 第6話 感想《意地と衝突と青春》

6話も面白かった!!
シンガポールの地下鉄へのドリアンを持ち込みは禁止されていると聞いたことがある気がする(自信無し)ので、タイトルのところの電車に乗れなかったシラセはそういう状況かな?
先週目立ってたキマリは一休み。それ以外の三人のキャラクターが際立つ回でした。

嘘が嫌いな女 日向

嘘の関係が嫌いで、気を使われるのが嫌いで、腫れ物の様に扱われるのが嫌いで、そうならない為に嘘をつく。
今までの話では大人びてるところが目立ってたヒナタの弱さが、短い時間にも関わらずよく表現されている話でした。
パスポート無くした初日に即座に行動してたら解決してたことを匂わす描写もうまい。
高校時代の回想も少し。進学しなかったのではなく中退したのかな?
失敗することよりも、失敗して気を使われることが怖いという気持ちはわかる気がします。
そんな彼女だから、嘘のないシラセの啖呵に心が震えたのでしょう。

嘘がつけない女 報瀬

オーストラリアへの到着が遅れることへの不安を隠せないシラセ。でも今の彼女は仲間を思う気持ちを持っている。
気を使われることを嫌い、一人シンガポールに残ることを決めたヒナタに言った啖呵がひたすら格好いい。
『意地張ってバカにされて嫌な思いして、それでも意地張ってきた!間違ってないから!』
『気を遣うなって言うならはっきり言う!気にするなって言われて気にしないバカにはなりたくない!』
『先に行けって言われて先に行く薄情にはなりたくない!4人で行くって言ったのにあっさり諦める根性なしにはなりたくない!4人で行くの!この4人で!それが最優先だから!』

そして必死で貯めたであろう100万円をポンと使う男前さ!!
そりゃヒナタも観念するわ!
ここでウルっときて、この後に実はヒナタのパスポート持ってたのがシラセだと発覚したところで爆笑しました。
嘘だろお前…。
シラセが啖呵きるところからは完璧にシラセがポンコツキャラだってこと忘れてた所為で感情のギャップが凄い!
この流れ作った人は天才だと思います。

嘘を見抜く女 結月

今までの話ではあまり目立ってませんでした。
第6話でもメインでは無いけれど、影のMVPは間違いなく彼女。
恐らく芸能界で過ごしてきたことによって人の嘘を見抜く力を養っていたユヅキ。
彼女が嘘をあっさり暴かなければ、ヒナタはパスポートが無いまま出立日を迎えたに違いない。その展開だとパスポートパクってたシラセさんも罪悪感半端ないでしょう。
あと海外旅行でもかなり頼りになってました。
3話の段階では他の三人はユヅキの顔を知らなかったみたいだから、そんなに売れてない芸能人なのかと勝手に思ってたんですけどひょっとして売れっ子なのか?

嘘を許す女 キマリ

第6話では全然目立ってなかったですけどまぁ第5話で目立ってましたからね。
それでも第5話で親友の裏切りに合ったことを一切匂わせない豪胆さは漂ってました。
ヒナタがパスポート無くした時も、あんまり焦ってる感じでは無かったけど、まぁなんとかなるだろって考えてる節はある気がしますね。1話前半あたりは、精神の繊細さみたいなものが見受けられましたが今はもう頑強で柔軟で無敵な精神を持ってるように見えます。

次話はオーストラリア?

Cパートではフリーマントルが描かれていたので次話は恐らくオーストラリアですかね。
そろそろ南極観測隊との合流かな。
新キャラとキマリ達がどう絡んでいくのか楽しみです!

【ゆるキャン△】 4話〜5話 感想

このアニメも今のところ全話良い!
しまりん、あんまり人と関わらないキャラかと思ってましたけど一度仲良くなると結構積極的ですね。
冬のキャンプというのはどんな装備で行ってもあんまりゆるくは無さそうだなと思ってたんですけど、この作品の”ゆるい”部分はスマホとかでの繋がりなのかな。

2話ではキャンプ地から家で布団にくるまってる斎藤さんとLINEっぽいアプリでやりとり。
4話ではライブカメラ
5話では夜景写真のやりとり。

これは一昔前の作品では出せない空気だと思います。
今の通信機器が進んだ時代だからこそ産まれた世界。
従来のキャンプとか山とか出てくる作品では外界からの通信を断つ感じのものが多いと思うんですよね。
この作品ではそういったツールを使った繋がりを決して否定しない。
そして一人で行動することを否定しない。
一緒に同じ場所にいることだけが人との繋がりではなく。
別々の場所にいても、お互いに相手を思う思いがあれば、時間も景色も思いさえも共有することができる。
そういった優しい空気が流れてる気がします。

5話の最後の景色を共有するシーンは感動してエンディングの曲を買いました。
次の話も楽しみですね。

ところで全然関係ないんですけど、4話を見た週は僕にとってボルシチウィークでした。
ラーメン大好き小泉さん】【ゆるキャン△】でボルシチ見たと思ったらニコ生でみた【フルメタルパニック】でもボルシチ出てきたんですよ。なんだこの謎のボルシチ推し!?これはもうボルシチ食べるしかありませんな…(オチはない)

【宇宙よりも遠い場所】 第4話 〜第5話 感想

好きなアニメなだけに毎回何か唐突にやらかすんじゃ無いかと不安になるんですが、今のところ全話好きですね。このままの勢いで最後まで行って欲しい。

第4話「4匹のイモムシ」【青春の為の準備】

訓練回だ!
ということは本当に南極行けるんだ!
ユヅキママ疑ってて御免なさい!

この話の前には、キマリがどうやって両親から許可とるのかが大きな壁になりそうとか考えてたんですが、全然そんなことありませんでした。赤点回避だけで南極行き許可してくれるってどんな家!?

とはいえ流石キマリの度量の大きさを育てた家族だなと納得できました。
1話ではイマイチよくわからなかった妹との関係性ですが、短いシーンで仲が良いことが伝わってきました。
母親の行動のホラー演出と父親の逃げ足の速さもかなり笑えました。多分父親は普段から状況把握能力を鍛えないといけない環境で生きてきたのでしょう。

そして南極で行動する為の訓練。
思ったより本格的で楽しめました。
隊長さんからの厳しい叱責などは無くノホホンと進みますが、多分順位だけを求めて序盤のまま訓練を進めていたら何らかのペナルティはあったんじゃないかと思います。安全第一で最初からやり直した時、大人組は嬉しそうでしたし。
夜のテントでのテンションは修学旅行みたいなノリですね。
場を盛り上げるキマリのテンションは場合によっては不謹慎かもしれませんが、過酷な状況ではそういった性格こそが重要なのかも。それとめんどくさいことを楽しめる性格というのは貴重です。何も持ってなかった筈のキマリは実は1番生存能力が高いのではないでしょうか。隊長にも南極向きと言われてますし。
「うるかにしてください」は最初何のことかわからなかったんですですが、暫くしてキマリ達も何のことかわからなかったらしく笑い出して、その空気が本当にリアルでぼくも笑ってしまいました。
ありますよね、一瞬沈黙したあと堪えきれず笑ってしまう感じ。あれも修学旅行っぽいです。
結局「うるかにしてください」は「うるさい」と「静かにしてください」が混ざったってことかな?

あとシラセが珍しくまともに見える回でもありました。シラセよりヒナタの方が頼りになってるけどな!
そしてラストの意味深なめぐっちゃんは何なんだ…。

第5話「Dear my friend」【青春の痛み】

テスト勉強回かと思いきやいつの間にかキマリ赤点回避!!南極行き直前で全校集会でも正式発表!
どこか心の片隅で疑ってた僕も「あ、そんなんだ、本当に南極行けるんだ」と実感が湧いてきました。
散々「見返してやる」的なこと言ってたシラセが全校集会で余計なこと言わずに、こっそりキマリとグータッチしてるとこが本当に良い。

そしてキマリ達が乗り込む船!船の名前!
【しらせ】のままで良かったやん!なんやねん【ペンギン饅頭号】って!と思ったけど後から4話を見返してみたらスポンサーの意向なんすね……。ペンギン饅頭号にすることによりキマリ達は南極に行けるのだ!仕方ない!
最近シラセのポンコツ具合が酷いなと思ってたんですが、その原因をキマリはちゃんとわかってたんですね。敵がいるところだとしっかりしたシラセになる。キマリやヒナタやユヅキといった仲間ができたからポンコツな面がでてきたんでしょうね。キマリはしっかり人のことを見ているなと感心しました。

そしてキマリの友達であるメグミからキマリ達に関する心無い噂が流れていると知らされるメンバー。
憤慨するシラセにヒナタが言った「人には悪意があるんだ。悪意には悪意で向き合うな。胸を張れ」って言葉は本当に名言です。そして同時に、今までヒナタには色々あったんだろうなと思わされる良い描写だと思います。

スマホに送られてきたカラオケで騒ぐシラセの写真を見て、一緒にいなくて良かったと言うユヅキも良いですね。一緒にいることに拘らなくて良い関係性を築けていることがわかります。

そして南極へ出発する前日のキマリ家。父親はいつもより早く帰宅し、母親が作る料理はキマリの為にいつもより豪華に。当日の朝は姉を心配してキマリに抱きつく妹。本当に暖かい家庭なんだなと実感できて良いシーンでした。

そして家を出たキマリを待ち構えるめぐっちゃん。不気味。今にも人を刺しそう。
一体何を言うのかと思いきや、【絶交】宣言からのまさかの悪い噂やらなんやら全部自分が犯人発言!
これ本当に僕は1ミリも気がついてなくて驚愕しました。
今までの意味深なシーンも寂しくてめぐっちゃん闇堕ちするのかなくらいにしか思ってなかったんですよ。
まさか1話から既に闇堕ちしてたとは!
ただこれ上手いなと思うのは、めぐっちゃんの気持ちもわからないでは無いんですよ。やったことは最低だとは思うんですけど、その気持ちの動きは理解できるものがある。
自分を頼ってくれる友達に少し優越感を感じる。何もない、何処にもいけない自分の価値を感じることができる。
そんな拠り所が喪失しそうになった時に浮かぶ、嫉妬、焦燥、苛立ち。
きっと多くの人が、ほんの少しは持っていて、だからこそそれが肥大化したら、ひょっとしたらめぐっちゃんの様になるのかもしれないと考えてしまう。
全く共感を得ない動機だとただの最低野郎になるんですけど、そうならないギリギリのところを突いてきてる気がします。
当然のことながらそう思わない人もいるわけで、そういった人達にはメグミのした行為は理解不能でとても許されるものではないとは思うんですけど。
ただ負の感情のスペシャリストである僕(そんな肩書きは無い)にも理解出来ないことがあって、シラセが持つ100万円のことを不良達が知っていた件!何それ早すぎでしょ!まだキマリが南極行くとは夢にも思ってない頃だよ!?それもう劣等感がどうのじゃなくてキマリを取られたく無かっただけでは……。重い…重いよめぐっちゃん……。
まぁでもめぐっちゃんの告白もどこまで本当かわからないんですよね。不良達と直接コンタクト取れる性格には見えないし。酷い噂もキマリ達は誰からも聞いたこと無いわけですよ。言ってるのはめぐっちゃんただ1人。
ただ、めぐっちゃんの「バカ言うなよ、やっと一歩踏み出そうとしてるんだぞ。お前のいない世界に」というセリフからは依存度はかなり深刻だということが伝わってきますけど。キマリがいることで成立する世界で生きてきたんだなぁ。
そして立ち去るめぐっちゃんを抱きしめ、【絶交無効】を伝えるキマリ。
ヒナタの言う悪意には悪意で向き合うなを実践できるキマリは本当に主人公しています。
めぐっちゃんもこれから一歩前に進めると良いですね。

そして旅立ち。
仏壇に祈るシラセの祖母。
学生達とは反対方向に歩き出すヒナタ。
母親と抱き合うユヅキ。
それぞれの旅立ち。今まで頼りにしていたものとの別れ。
そして南極……じゃなくてシンガポール
シンガポール経由でオーストラリア行って南極なのかな。
次回も楽しみ!
どうでもいいけどシンガポールでゴミのポイ捨てしたら逮捕されるぞ!

宇宙よりも遠い場所 特別生放送【エミリオ・パルマ君について】

2/2にYouTubeでやっていた特別生放送。
全体的に面白かったです。特に南極クイズは為になりました。そこで気になった南極で1番最初に産まれた人類、エミリオ・パルマ君についてなんで南極で産まれたのか気になったので調べました。
そしたら番組中で声優さんが予想していた南極での恋愛とかそんなロマンスじゃ全然無かった!
どうやらアルゼンチンが南極でアルゼンチン領を主張する為に、妊婦さんを南極に送ったとかなんとか。思ったより政治色が濃い!
そういったエピソードも結構面白くてより一層南極に興味をそそられました。