【青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない】感想《咲太君思ったより壊れてた》
面白かった!
TVアニメの時に思わせぶりに出てた牧之原翔子さん編。
原作未読なので結構驚きの展開で良かったです。
しかし主人公の青春ブタ野郎、自分の命に頓着してねぇな!
TVアニメのところだとあんまりわからなかった所ですね。
大学生バージョンの翔子さんは中学生の翔子さんが心臓の病気を克服した未来からきていて、その心臓は事故で死んだ主人公のもの。
翔子さんが助かる為には主人公は死ぬ必要がある。
ここで翔子さんを助ける為とはいえ積極的に死ににいく咲太君なかなかの壊れ具合。
躊躇ってる描写も麻衣先輩が泣くからって理由だけで、麻衣先輩がいなかったらもっと簡単に死んでそうだったのも怖い。
結局失敗して代わりに彼女である麻衣先輩が死に(かなり驚いた)、過去に戻って自分自身を止めようとするのだが、翔子さんを諦めた未来の自分に対して過去の自分が言った言葉が「どうかしてる」
いやどうかしてるのは君だよ。
これなんでここまで命捨てれるのかの人間性の描写はTVシリーズでも良いからもっとあった方が良かったのでは。
まぁらそのへんはモヤモヤしたけどそれ以外はかなり良かったです。
特に最後の翔子さんも咲太も麻衣先輩も幸せになるルートに行くシナリオが良かった。
死に逝く自分のことで悲しませないように、過去の自分(定義的には現在の自分)に記憶を渡し、咲太に出会わないように過去改変を行う。
でも他の人達にも少しずつ未来の記憶が残っていて、少しずつ変化していく行動がやがて病気の翔子さんを救う。
そう、リーディングシュタイナーですよ!(オイ)
最後元気になった翔子さん(中学生)が出てきて記憶が蘇った咲太君が翔子さんに声かけるとこ、通報されないか心配してしまった。隣に両親おるんやぞ!明らかに不審者やんけ!!
いやぁ翔子さんが覚えてくれてて良かったよ。
前の時間軸の咲太君も中学生の娘と異常に仲が良いことを翔子さんの両親からどう思われてるのか心配だったが。
あと双葉さん推しなんですけど双葉さんも可愛くて良かったっす。
ついでに思い出したけど、翔子さん登場時の包丁持った麻衣さんに観客みんな笑ってました。あの修羅場シーン良かった。
原作だとこの話の先もあるんだろうか。
面白いので原作購入も検討する所存。
【MIB:インターナショナル】感想《ド派手に裏切られた…………か?》
び、微妙…………。
いやシナリオが軽いのはいいんすよ。いつもなんで。
クリス・ヘムズワース良いところなさ過ぎじゃない!?
このシナリオでやるなら最後は実は有能なところ見せて活躍させた方が良かったのでは。
友達?の宇宙人の助けを求める声は届かず、惑星破壊兵器は奪われる。ラスボス倒したのはほぼM。
(わかりにくかったが最初無能気味だったのはニューラライザーで記憶消された影響か?)
Mしか活躍してないやん。ほぼ活躍しないまま支部長みたいなのになってるやん。ジャー・ジャー・ビンクスかよ。
これ初代MIBのウィル・スミスの立ち位置目指したんじゃないかなと思うけどあれは新人ポジだったから良かったのでは。
新人の方が超有能だとちょっと……。
あと別にド派手に裏切られてない。裏切りはあったが地味だった。
ウィル・スミス、トミー・リー・ジョーンズ、帰ってきてくれー!(原因は俳優じゃなくて監督とか脚本だと思うが)
【海獣の子供】感想《顔が怖い》
す、スピリチュアルだった!!
いや、面白くないとかじゃなく単純にターゲット層が僕ではなかったなこの作品。
映像は凄い綺麗でした。
CMからてっきり海洋生物が出てくるのかと思って見に行ったんだけど、海洋生物は出てくるけど人はどこから来てどこに行くのかとか宇宙とか生命の話だったよ。
序盤中盤は(おいおいこれ誘拐になるんじゃね?)って場面が何度も出てきて(トラックの運転手親切だけどあかんやろ)オイオイと気になったり主人公の父親が子供が失踪してるのに呑気過ぎたりと気になるとこがあったけど終盤の怒涛のスピリチュアル展開で吹き飛んでしまった……。
あと顔が怖い顔が。怖い海洋生物見に行ったのにアップのシーンになると人間の方が怖かった。
そんな感じでターゲット層が僕ではないので話に乗り切れなかった感じてした。
米津玄師は良かった。
【ゴジラ キング・オブ・モンスターズ】感想《狂人しかいねぇ!!》
最高のゴジラ映画だった!
いや、正直、正直、世界的にヒットする気は全くしないんですけど、個人的には最高でした!
そして批評家の方からの評価が低いことにも納得しかない凄い映画です。
人間ドラマというか狂人ドラマ
人間ドラマが少ないと言われてたことは……うーんかなり量が多かった気がするが批評家的にはあれは人間ドラマでは無かったのかもしれない。少なくともまともな人間はいなかったから、彼らによって紡がれるドラマは人間ドラマでは無いのかもしれない。
いや、だってさ、登場人物全員狂人過ぎない!?
①結婚相手を間違えた男
いやぁヤバィ。前作のゴジラの戦闘の余波で子供が死んでゴジラを恨んでる父親が狂人に囲まれて冷静になってしまうくらいヤバイ。この父親もまともでは無いけど、恨みを持つ相手でも勝算の無い戦いには挑まないし、人命救助を優先するし、娘第一で行動するし比較的応援したくなる人物。てかヤバイやつと結婚してしまった点ではヘレディタリーの父親思い出して同情してしまう。
②環境テロリストになったヤバイ女
そしてその妻!
世界中の怪獣を目覚めさせることによって地球を再生させるとか言い出すヤバイやつ。
ゴジラ狂信者芹沢博士もドン引きする狂人。
いやほんとなんなのこの人!?
CMで娘に言われてたユアーザモンスターが、まさかここまで本当にモンスターだなんて思わないじゃないですか!?
途中ひょっとしたら地球の為ってのは嘘で、本当は息子を殺したゴジラを倒す為(それならまだ理解できた)なのかなぁと思ってたら全然そんなこと無さそうだしな!
軍人さんが「こんな親なら俺でも家出する」って言った時つい「それな!」って言いそうになった。
てか軍人さんその言葉にちょっと不満そうなのなんなんだよ。
死ぬ前に満足そうに「王を讃えよ」的なことを言いだすのもヤベェ。そこはせめて息子か娘のこと言うとかなんかあるやろ!
③狂人集団モナークと芹沢博士
モナークis何!?
序盤の秘密組織モナークを軍の指揮下に置こうみたいな話をよくある愚かな上層部が有能組織を軍事力として利用する感じなのかと思ったんすよ。
ところがですよ。
今回の人類滅亡レベルの事件、ほぼほぼモナークの所為じゃねぇか!!
お前らとっとと国の指揮下に入っとけや!
あとどんだけ世界中に基地作ってんねん。キングコングの潰れかけ時代から躍進しすぎやろ。ヤバイ奴らに金と権力を与えた結果世界がヤバくなるという。
そして狂人集団モナークの筆頭狂人芹沢博士。
オキシジェンデストロイヤー(あっさり出てきてあっさり使われたのも笑った。そこはハリウッドイズム)により瀕死になったゴジラを復活させる為核兵器を自分諸共ゴジラの前で爆発させる狂人っぷり。放射線に満ち溢れた世界で防護服を脱ぎ、ゴジラに向ける最後の言葉が日本語で「さらば、友よ」というのも趣がある。友達の家を核兵器で吹き飛ばしてんじゃねぇよ。核兵器のタイマーがアナログなのは感心しました(放射線対策よね?)。
あと海底の古代ゴジラ遺跡にカタカナでゴジラって書かれてたの何!?見間違いかと思ったわ!怖い。カタカナ神代文字起源説やめろ!
監督が1番怖い。
超絶美麗映像大迫力怪獣
いやぁ良かった。ラドンはスタースクリームだしモスラはヒロインだしマンモスはうん、いや誰マンモス。
まぁでも大迫力で満足。
テーマ曲も効果的でゴジラのテーマとかモスラのテーマが流れただけで泣きそうになりました。
ラドンも最初の飛ぶだけで被害が出まくるとこかなり良かった。
芹沢核アタックで目覚めたゴジラが強化されてることに対して「筋トレでもしてきたのか?」「芹沢が気合いを入れすぎたんだ」みたいな会話も狂ってて笑ってしまう。
1番好きなのはラストのバーニングゴジラ(勝手に命名)(芹沢気合い核ビンタの結果)。VSデストロイアのシーンを思い出しつつも遥かに最強モードのゴジラ。全方位破壊ウエーブの強いことなんの。さいごキングギドラを踏みつけた時はテンションが天元突破しましたね!
僕は気がつかなかったんですけど、最後のバーニングゴジラは叫び声にモスラの声が混ざってるらしいんですよ。それを確かめる為にもう一度行きます。
次回作楽しみ
怪獣シーン大好きなのに狂人パートのことばかり語ってしまった……。この映画の評価が世間的にもし低くなったとしたらまぁ大体この狂人パートの所為だとは思うんですが僕は好きですよ狂人達。
こいつはならモゲラとかメカゴジラ作り出してもおかしくないという空気を作ったのは大きい。
もっともっと続きが見たいから奇跡が起きて売れてくれ!!
次回作はVSキングコングだとは既に決まってるんですが、今作のゴジラにキングコングが対抗できるイメージが湧かないのでそこを覆してどんな戦いになるのか今から楽しみです。
【アナと世界の終わり】感想《青春ゾンビミュージカル!》
ゾンビ✖️ミュージカル!
悪くはなかった。悪くはなかったけども、パンチが弱いかな?
ゾンビとミュージカルが禁断の出会い…映画『アナと世界の終わり』本編映像 - YouTube
CMで見たこのシーンのところは超良かった。周りは既にゾンビパンデミックが発生して地獄絵図だがイヤホンしてる本人は気がついてない。ここにはでてないけど、気がついてないこの子の為に危険を犯してゾンビ止めようとしてる人も出てくるけどこの子はそのことにも全然気がつかないまま街を練り歩く。
凄い面白いシーンでした。
でもそういったシーンはここ位かな?
後はゾンビ映画にありがちなシーンとミュージカルにありがちなシーンで、その2つが合体しててもそこまで意外性は無かったです。(つまらなかった訳ではない)
あと生き残ったメンバーに一人個人的に好感度が低いやつがいるのでそんなスッキリした感じではない。これ最初に喘息持ちの女の子に物ぶつけて無ければ普通に応援できるキャラだったんだが。
まぁでも所謂DQNキャラがモテるってのも出したかった雰囲気なのかなとも思う。現実は映画とは違うって歌ってたですしね。
ただゾンビになった主人公の幼馴染の男が最後ダサい服のクリスマスツリーの飾りが光るギミック作動させた時は謎の感動をしましたね。自分でもどの部分に感動したのかイマイチ説明できないんですが。
そんなこんなでつまらなくは無いけどそこまで強いインパクトがあるわけでも無い映画でした。
ただ主人公は美人。
【プロメア】感想《堺雅人無双》
面白かった!
炎を操る新人類バーニッシュと炎を消して人命救助をするバーニングレスキューが活躍する世界。
冒頭でこの世界の成り立ちをダイジェストで紹介するシーンはこれから面白い作品が始まるんだと予感させてくれたし、その予感が裏切られることはなかった。
映像動きすぎてて脳が処理しきれないところもあったけど。
中の人は俳優さんが多いけどみんな上手いので文句なし。特に堺雅人が凄い。いつもの堺雅人なのに凄いアニメキャラ映えする。
基本的に活躍シーンが多いのは半沢直樹市長とバーニングレスキュー新人隊員ガロとマッドバーニッシュのリオ3人。
リオは段々素直になっていく感じが可愛くて面白い。ガロの意味不明な理論に納得して望みを叶える辺りはもう末期。(ロボは僕もダサいと思ってたので変形させてくれて感謝した)
出番は少ないけど他の登場人物も魅力的。
女性隊員のアイナとメカニックのルチアが可愛い。
ルチアの作った機械がばらばらになった後、遠隔操作で装着されるのはアイアンマンマーク42を思い出した。リオの空の飛び方もアイアンマンなので制作陣がアイアンマンを意識してる可能性は高いのでは。勇者王っぽいとこもあったし気がついていないだけで色々ネタはありそう。水玉コラっぽい演出とか。
あとアイナの姉、最後コアの破壊方法が極悪で笑った。本当に悪いと思ってるのかこいつ。
迷ってたとはいえ半年後に人類が滅ぶのは諦め、選ばれた人類だけを宇宙に脱出させる為に多くのバーニッシュの命を使って更にこれからも使う予定だったのに、今自分達の手で見捨てる予定の人類が滅ぼすことになるのは頑なに拒絶する思考はよくわからない。方舟計画は妹の為に進めてたのはわかるんだけど、計画を阻止しようとしたのは別に妹の為ではなさそうなんだよなぁ。そして多くのバーニッシュの炎を燃やしてオーバーヒートさせるというバーニッシュの命をなんだと思っているんだって感じの強引な解決方法とるし。
登場人物の中で一番謎な存在でした。
そして最後はいつものTRIGGERって感じの力技だったけどそれもまた良し!
後は各登場人物のショートストーリーなどが欲しいところ。特典とかで頼みますよTRIGGERさん。
キルラキルのゲームも楽しみに待ってるよ!
追記:特典映像見て思ったけどマッドバーニッシュの死人がでないように調整してるって全然できてないよね……死人がでてないとしたら運でしか無い……。