映画やらアニメやら雑多感想ブログ

ネット環境があれば人は田舎でも暮らしていけるのか?

2023年某日。僕はそこそこの都会から田舎に引っ越すことになった。生活用品を買える店は個人商店が一つしかないような場所だ。日々の生活を記載しようと思う。(コロナ前は映画とかの感想書いてたブログ。今後もたまに書く)

【宇宙よりも遠い場所】 第1話〜第3話 感想《前髪パッツンと走り出せ青春!》

面白い!
テレビアニメの感想は毎回書くの大変なので辞めてたんですが、このアニメがとても面白いので書きたくなりました。
3話まで全話好き。
その分今後面白さが失速してしまうことに対する不安もあるので、完璧やんけと思ってる今のうちに書いておこうかと思います。
あと本編とは関係ないですけど、スタッフがノーゲームノーライフゼロのスタッフらしくて、毎話ノーゲームノーライフゼロのノボリとか映るのもノゲノラゼロ好き的には良いですね。

第1話 青春しゃくまんえん 【踏み出せ青春!】

高校2年になり、高校入学当初に夢見た青春を送れてないことに気がついた主人公キマリ。
このまま高校生活が過ぎ去ることへの焦燥感に苛まれ、学校をサボり旅に出ようとするも、一歩踏み出すことが出来ず早々に引き返す。
この辺の感情の動きは、きっと多くの人が経験したことのあるもの。
何か特別なことをしたい。
このまま何もしないまま高校生活を終えたく無い。
でも一歩踏み出すのは怖い。
そんなキマリにとって、周りにバカにされても母親が行方不明になった南極に行くことを目指し続けるシラセのことはとても眩しく映ったのでは。
不良?に目をつけられたシラセをとっさの機転で助けるところからは、キマリはただ臆病なだけではないことも伺えて良い。
目的に向かって進むシラセを応援したいと言うキマリをシラセは南極への旅路に誘う。まずは広島までちょっと行こうぜと。
仲間になる条件の広島集合は結構厳しい。金銭的にも……。
シラセ自身もキマリが来るとは思ってなかったのでは?
それでもキマリは、散らかった部屋を片付け、あの日踏み出せなかった一歩を踏み出すことを決意する。
きっとそれ程までに、シラセに(あるいはシラセの目的に)特別を、青春を見たのだろう。
そして駅に現れたキマリをシラセは満面の笑みで迎える。きっと彼女もずっと孤独だったのだ。
広島で砕氷艦を見て期待に胸を踊らせながらキマリはシラセに尋ねる。
『どうやって(南極に)行くつもり?』
自信満々な笑みでシラセは答える。
『知りたい?』
そう、この時僕たちはまだ気がついていなかった……。
まさか、そうまさかシラセさんがこの時あの計画を胸に秘めながらこんなドヤ顔をしてたなんてーーーー。

良いですね。完璧な掴みの1話でした。懐かしき青春の日々を、その感情を思い出し揺さぶられます。
しかし「宇宙よりも遠い場所」がまさか南極のことだったとは。確か地上から100キロくらいで宇宙だったと思うので14000キロは確かに宇宙より遥かに遠いですね。
そんな場所にどうやって行くのか。この時点だも密航くらいしか思いつかないのですが。次話が待ち遠しかったです。

第2話 歌舞伎町フリーマントル 【駆け抜けろ青春!】

シラセちゃんポンコツだったーー!!!
シラセと共に南極を目指すことにしたキマリ。
側から見たらシラセの夢に乗っかるだけのキマリだけど、ただ流されるだけじゃないのは良い。凄く良い。
シラセの計画が本当にちゃんとした物かを事前にちゃんと確かめる。反発されてもちゃんと自分の思いを伝える。
彼女なりにちゃんと真剣なんだとわかります。
それに一度は反発して立ち去るシラセも考え直してすぐに戻ってきます。彼女も良い子ですね。
そしてキマリの新たなバイト先見つけた(見つけられた)新メンバーのヒナタ。
高校に行かず、バイト生活をしてる彼女。
肉まんとおでんを温めるだけで青春を終えたくないという思いはキマリに通ずるものがある。
そんなこんなでいよいよシラセの南極探索計画発表!
その方法は………南極探索隊員を色仕掛けして潜入!
想像以上にアホな作戦で笑いました。
自信満々でそんな作戦考えてたのかよ。
シラセちゃんが残念ポンコツ美人だと確定。
しかし(当然ながら)色仕掛けはうまく行かず、シラセの知り合いの隊員に見つかり、逃げるために歌舞伎町を駆け巡ることに。
この辺の挿入歌とか疾走感とか良いですね。
これぞ青春って感じがします。
結局捕まって、シラセが百万円で買収しようとするとこも面白かったです。
百万円は大人にとっても大金です。
高校生が貯めるのはとてつもなく大変だったと思います。
でも多分、百万程度だと南極探査の足しになんてならないと思うんですよね。
でも彼女はそれでなんとかなると信じてる。
高校生らしさがでてると思いました。
その後、計画は失敗して群馬に帰る電車でヒナタからシラセの隊長解任決議が発案されて速攻で多数決で採択されたのもよかったです。
決して発案者のシラセに引っ張られるだけじゃない関係。何か問題が発生してもシラセに責任を押し付ける展開にはならなそうで安心します。
ところで全く南極に行ける気がしなくなってきたぞ!どうするんだ!

第3話 フォローバックが止まらない 【連れ出せ青春!】

シラセプランが失敗して新たな作戦を考えるシラセ達の元に現れた少女ユヅキ。
タレントとして行く予定の南極に代わりに行って欲しいという。
降って湧いた幸運にテンションが天元突破するシラセだが、当然そんなこと許されることなくマネージャーに却下される。
この時、ユヅキの代わりにシラセを南極に派遣すべくヒナタとキマリがシラセをアピールするところが良かったです。
2人とも特に悩むことなく、打ち合わせすることなく、最悪シラセだけでも派遣する流れで動いて居たように見えました。
シラセの想いの強さが伝わってるからかな。
そしてアピールは失敗したけどユヅキを説得すれば一緒に連れて行くことも考えるという。
最初はユヅキを説得する為に暴走しかけるシラセをヒナタがちゃんと止めて、シラセも自分勝手だったと自覚する展開が良いです。
ユヅキが行きたくない理由を聞いて、それなら仕方ないかと諦めるところはただ自分勝手なだけじゃなくて人のことも考えてるんだと実感できます。
子役として活動し続けて今まで友達が1人もおらず、友達を作って普通の高校生活をしたいというユヅキの思いも良くわかります。
キマリがユヅキに3人が親友同士なんでしょと言われて否定するのも良いですね。
「ただ同じところに向かおうとしてるだけ。今のところは」
良い言葉です。
ホテルの部屋で寝てるユヅキの元に窓からキマリ達がくるシーンも良いですね。
最初はやりすぎだろと思ったんですけど、これが夢だとわかると途端に意味が変わってきます。
つまりユヅキも内心では連れ出してくれることを望んでたんですね。
ハシゴで窓から訪問は彼女たちならやりかねないと今までの数話だけで思ってしまっていたので夢だったのは良い意味で衝撃でしたね。
しかしそれは夢で、実際には彼女たちは来ていない。そしてスマホを見るとクラスメイトがLINE(っぽいアプリ)のグループから退出したとの通知。
LINEはあまり使い方を知らないので知らなかったんですが、退出っていうのはグループから抜けて縁切りみたいな感じらしいですね。
これは辛い。
ユヅキがこの時に表情をあまり変えてないのも辛いですね。きっとある程度覚悟してたのでしょう。
そこに響く扉をノックする音。
扉を開けたらキマリ達三馬鹿トリオがいて、東京に帰るなら一緒にいこうぜと誘って来て。
今まで友達が居たことの無いユヅキの涙腺は崩壊してしまう。
ここで流れる挿入歌のタイミングも完璧。
きっとキマリ達はもうユヅキを説得しようとは思ってなかったと思うんですよね。東京行く予定あるしついでに誘ってみようぜくらいのノリだったと思うんですよ。
でもそれがユヅキが1番欲しいものだった。
そしてこの人たちと一緒に南極に行ってみたいと思う。

正直2話の段階では南極行けないまま終わるんじゃないかと思ってたんですが一気に南極行けそうな空気になってきましたね!
実際のテレビ番組でイモトさんが南極行ってるのもタイミング的には説得力あって良かったのではないでしょうか。
3話の段階でここまで順調なので何かしらのトラブルがありそうで怖いですけど。

南極に行きたくなってきた

自分が南極について興味を持ったのは「面白南極料理人」って本が最初だと思います。極寒の地で命の危険に晒されながら、それでもユーモアを忘れずに生きていく人たち。
このアニメを見て、その本を読んだ当時そんな生き方に憧れたことを思い出しました。
あと南極に行きたい欲が強い!
最近は気がついたら南極行く方法探してますね。
南極探索ツアーを公式で企画して欲しい!
自分で行くならネックは期間と言語かなぁ。