【宇宙よりも遠い場所】第13話最終回感想《キミの人生の旅路に幸運を!》
第13話 最終回 きっとまた旅に出る
最終回も良かった。最終回は12話と違いカラッとした面白さで爽やかに締めた感じ。
帰国後の話から始まる可能性も考えてたから南極生活がまだ描かれたのは嬉しかった。
輝く報瀬の笑顔
最終話は報瀬の綺麗な笑顔が良く出てくる。
12話の後の詳細は描かれてなくても、しっかり前に進めたことがわかる。
特に百万円を置いてきたってところの笑顔は良い!
(よく考えたら、あそここれから開発するんだし百万円邪魔では)
まぁあの金は南極に行くためだけに貯め続けた金だから、あれが彼女にとって1番の正解だったのだろう。
4人のやり取りも良かった。
キマリが南極にまた来ようと言うと、他の3人は軽く良いよと言う。でもそれは適当に言ったわけではなく、彼女達にとって軽く言える程当たり前のことなのだ。
大人達と4人の関係性がとても良い
女子高生4人の帰還、報瀬の挨拶に感極まる大人達。
これまでそこまで多くの描写があったわけじゃない。
それでも、しっかりと4人と交流してきたことがわかる描写だった。
4人が南極観測隊員に加わることにより、大人達が絶対に成功させるんだと奮起していたことが全てが終わってから明かされる展開も良い。普通なら物語を盛り上げるために主人公達にバレるところだ。だがOTONAはそれを隠してシレッと全てを成功させるのだ。こんなOTONAになりたい。
しかし、南極観測隊を土壇場でスポンサードしたペンギン饅頭さんっていったいどんな企業なんだ……。
日向のバイト先の店長も良い。個人的にMVP。日向にもちゃんと見守ってくれる大人がいたんだなと一瞬の描写でわかった。
ただしYOU君へのプレゼントは駄目だ!
ところで藤堂隊長、実は貴子さんと付き合ってたりしません?髪切った報瀬を見た時のリアクションとか好きな人のタイプを聞かれた時の答えとかかなり怪しいと思うんですけど。
- 追記
大人たちとやってた野球は恒例行事みたいですね。
下記の記事によると野球の後はシロップかけたところは食べるとか。「"南極"が勤務地です!」。南極越冬隊の一員として、昭和基地の通信環境をひとりで守る|TIME&SPACE by KDDI
キマリの目標全達成
ペンギンと記念写真撮って、かき氷も食べて、オーロラもみて、南極星(暫定)も見た。運命力に愛されてる……。
過去からのメール
三年前、貴子から送られるはずだったメールが届く。そこにはオーロラの写真。メールには実物は写真より何倍も綺麗だと書かれていた。しかし今の報瀬はその事を知っている。見上げればオーロラが輝いているのだから。確かに辿り着いていたのだ、かつて母がいた「宇宙よりも遠い場所」に。
結月の友達ハードル劇上がりしてそう
何しろ初めての友達が南極まで一緒に行った3人!
結月にとってもうここが基準なわけですよ。
そんな彼女がこれから先彼女に3人以外の友達できるのか少し心配。
しかし南極に再び共にいく約束をした友達が3人もいれば、それは十分に幸せなことではあるけども。
その後のめぐっちゃん
めぐっちゃんそうきたかー!
まぁこのまましれっと友達に戻れない(キマリは気にしないだろうけど)だろうし、めぐっちゃん的にも北極ぐらい行くしか道はない感じだったのかも。何話か前に極地観光みたいな本見てたのは伏線だったのか。なんかキマリ達と比べて簡単に行ってるように見えるけど、よく考えたらキマリ達は何ヶ月も南極にいたんだし、その間に色々あったということだろう。北極に向かってる途中くらいの描写の方が個人的には好みかな。どうやって行ったのかは気になる。
スピンオフを…スピンオフを是非。
しかしめぐっちゃん……キマリへの愛が重い…愛が重いよ……。
5人目の主人公《しゃくまんえん》!!
振り返ればしゃくまんえんのファインプレーで始まりファインプレーで終わるアニメだった。
報瀬があそこで100万円を落とさなければ物語は始まらなかっただろう。
隊員には突き返され、シンガポールでは大活躍した。
そして最後、もう俺は必要ないだろとばかりに使われることなく南極で宝となる。
貴子の人格でも宿っているのだろうか。
まさか1話で出てきたしゃくまんえんが、ここまで舞台装置として大活躍するとは思っていなかった。
もはや5人目の主人公といっても(俺的に)過言ではない!
そしてきっと、新たな旅のために報瀬はまたバイトを始めるのだろう。
また4人の旅が見たい!
思えば13話中13話が面白い凄いアニメだった。
ダイジェストでも良いんで、未来の4人の旅の様子を見たい。2期とかはもう完璧になさそうな終わり方だったのでOVAとかなんかそんな感じで是非…是非に…。
さて、どこか旅に出る計画を立てるか。
Best wishes for your life's journey!
(キミの人生の旅路に幸運を!)
こんなところにメッセージがあるなんて粋じゃないか