【GODZILLA 星を喰う者】感想《怪獣黙示録をアニメ化しておくれ》
1部2部みてるので完結編も見に行きました。
び、微妙………。
物凄いつまらない訳じゃないけど、面白い!って程でも無いというか。
1、2ではあった動きのある戦闘シーンもほぼなくなり…、
しかしゴジラじゃなければ素直に楽しめただろうけどゴジラだと思うと思うこともあり。
というわけで感想は大体その思うこと関連。
以下の項目はどちらかというとマイナスの意見が多いので注意。
- 公開前に宣言!怪獣プロレスはやりません!
- 海外で放送できるのこれ!?ありきたりな展開ながらロリに手を出す主人公。
- ギドラ登場シーンが長い
- メトフィエスのハルオ洗脳ターンが長い
- メトフィエスの死に関して涙を流すハルオに共感ができない
- 実体化したギドラが弱い
- グレンラガンのバッドエンドルートか
- 怪獣黙示録とプロジェクトメカゴジラを映画化してください
- やっぱ王道はいいよね
公開前に宣言!怪獣プロレスはやりません!
いや、やれよ!
やれよ!!
「GODZILLA 星を喰う者」虚淵玄・静野孔文・瀬下寛之鼎談インタビュー、あのラストはどのように生み出されたのか? - GIGAZINE
この記事のに掲載されてるんですけど、東宝さんからの指示で怪獣プロレスは最初からやらない方針だったとのこと。
いや、従来のファンが待ち望んでたのは正にそれでしょ!?どういう判断!?
まぁ100歩譲ってその方針で新規顧客獲得を目指してたとして最初から言えよと。若しくは最後まで言うなよと。3部作第3部公開直前に言われて「あ、これはモスラも出ないしキングギドラともまともに戦わないな」と思った人は俺だけじゃ無いはず!!
そして案の定まともに戦いませんでした。
怪獣プロレスは【キング・オブ・モンスターズ】に期待して待とう。頼んだぞハリウッド!
映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』予告 - YouTube
予告は超絶面白そうです。
海外で放送できるのこれ!?ありきたりな展開ながらロリに手を出す主人公。
なんやかんやで2部でナノマテリアルに取り込まれかけたヒロインですが、なんと今作では復活しません。手遅れでした。
まぁそこは置いておいて急遽ヒロイン枠に名乗り出る双子の片割れマイナ。
人は種を残せば勝ちであるという文明レベルが低い設定の部族ではありがちな価値観で主人公に猛アタック。裸で抱きついたり最終的には主人公の子を妊娠します。いいんかそれ!?
主人公が確か24歳くらいで、マイナは見た目的には少女っぽいので絵面がまずそうではある。海外で上映できるのか心配になります。
まぁ公式設定だと年齢不詳らしいしいけるか?
まぁその辺は人類滅びかけの世界で気にしても仕方ないか。
個人的にはそれ以上に気になったのがハルオが別にマイナのこと気にして無さそうなことですね。裸で抱き合ってる時はそうでも無さそうだったけど、最後旅立つ前は一言も会話していない。双子の片割れであるミアナとは喋ってるのに。子供に未来を託す的表現があっても良いのにそれも無い。死ぬ前にマイナのことを思い出すこともない。その辺はモヤモヤしました。結局、彼にとってマイナとはそしてミアナとはどういう存在だったのか。
ギドラ登場シーンが長い
迫力あって良かった、良かったけどーーーー長すぎじゃない!?
特に宇宙船のターン。吹っ飛ぶまでどんだけ時間かけるねん。テンポが少し悪く感じたかな?
その時間使ってゴジラと戦ってくれ。
追記:とはいえギドラの不気味さは良かったです。
時間軸がめちゃくちゃになり、死んでるはずの人物から通信が入る。自分達が今いるブリッジが既に滅んでいるというデータ。緊張感と絶望感はありました。もっとコンパクトにまとめる事ができていれば……。
マーティン博士のゴジラVSギドラ実況もクドイんですよね。何回同じこというんだよと。
メトフィエスのハルオ洗脳ターンが長い
ハルオが精神世界に引きずり込まれて洗脳されかけるのは別に良いんですよ。ああ、これは(尺的にももう時間あんま無いはずだし)洗脳を打ち破って逆転する展開やなと。しかしこれが長い!!こんな引っ張る必要あるか?精神世界ターン、現実世界のゴジラVSギドラ、精神せかい、現実世界のゴジラ、精神世界、現実ーーーーー何回そのパターンやるねん!!
この辺もテンポが悪い気がしました。
ハルオの過去回想のいたるところにメトフィエスがいたシーンは笑いましたが(あれは実際の記憶なのかな)。
メトフィエスの死に関して涙を流すハルオに共感ができない
いや多分、今は同じ道を行く訳にはいかなくなったけど、ハルオにとってはメトフィエスは大事な存在だったんだと思うんですよ。きっと、多分。
でもメトフィエスの良いやつさ加減は1部の時から一切感じてこなかった自分にはハルオの涙には共感できなかった。
え?そこ泣くの?抱きしめるの?
みたいな。
実体化したギドラが弱い
せめて、せめてもう少しいい勝負して!!!製作者はどんだけ怪獣対決がキライやねん!!
追記…良く考えたらギドラはメトフィエスの観測によって別次元のゴジラを攻撃できていたのだし、メトフィエスの力が無くなったら双方干渉できなくなるだけなのでは?
グレンラガンのバッドエンドルートか
この話結局、人が文明を発達させると最終的にはギドラによって滅ぼされる的な世界で、進歩の道を(少なくともハルオは)捨てる話なんですよね。
人口増えたら襲ってくるアンチスパイラル(グレンラガンに登場)を思い出しました。
グレンラガンのシモン達は、それでもアンチスパイラルと戦う道を選んだけど、ハルオは文明を捨ててギドラを呼び出さない道を選んだ。
選択としてはまぁ有りではある気はするんですが、3部作のオチが主人公の自殺かぁ。
怪獣黙示録とプロジェクトメカゴジラを映画化してください
1部と2部上映前に発売された前日譚小説、怪獣黙示録とプロジェクトメカゴジラ。これが本当に面白い。映画本編より面白い番宣小説。
こっちを映像化してたら傑作になっただろうに。
というわけで東宝さんお願いします。
あと第3部の分の小説も出してくれ!!
これは楽しみにしてたんだけど出なかったなぁ。残念。東宝さん、ニトロプラスさん、こっちもよろしくお願いします。
やっぱ王道はいいよね
既存作品と差別化しようとするとファンの要望から乖離するという良い例でした。これで新規ファンが獲得できていれば、それはそれで成功だと思うんですが実際どうなんだろ。
僕が見たかった物はハリウッドゴジラが実現してくれる様に祈ってます。
【search/サーチ】感想《事件はPCモニター上で起こってるんだ!!》
超絶面白かった!!
今年一番と言ってもいいかも。
CM見た覚えもなくツイッターで感想見て興味でたから行ったんだけど大正解!!
ありがとうツイッター!
今回は宣伝したいからネタバレ少なめ部分とガッチリネタバレ部分わけて見ます。
あんまネタバレ無い部分。多分。
娘を誘拐された主人公がネットや娘のパソコンに残された情報などを駆使して娘の行方を探す話なんですが、この作品、何がまず驚くって映像が全てPCモニター上だけで完結するんですよね。
まずWindowsの設定画面から始まり、PCモニター上に映される写真・動画で家族の今までの歴史を見せて短い時間で主人公の家族に感情移入させ、主人公の行動はFaceTimeでのやり取りやネット検索などで主人公の思考を観客にトレースさせる。
動画が有りなので思ったより自由度はありましたがこの手法はびっくりしました。
娘が誘拐されてからは最後までハラハラしっぱなしで、まるで自分も主人公と一緒に娘を探しているかの様な感覚に襲われました。
現代のSNS社会もうまく活用してましたね。
無責任なネット住民、ネットだけの知り合い、犯人はフォロワーにいるのかーーーーみたいな。
いかにも悪そうなフォロワーがジャスティンビーバー好きなのはちょっと笑いました。
追記:あとネットとパソコンに残された情報を駆使して娘を探すという展開にありがちなスーパーハカーが出てこないのも良かったです。自分でもやろうと思えば出来る技術なので物語に没入しやすい。より一層父親と一緒に娘を探してる感覚になりました。
ガッツリネタバレ部分
あと捜査に協力というか主導で捜査してくれる警官が凄く良い人っぽいんですけど、色々主人公に任せすぎだろと思ってたらまさかのどんでん返し。
最初から捜査する気なかったんやね。
主人公も「警察に任せとけよ〜」って部分が結構かるんですけど、最終的には任せてなくて正解でしたね。警察の責任者がアレですから。
最後の怒涛の展開には震えました。
発覚した娘の場所。
娘が行方不明になってから5日。
水も無しに生きてるわけがない。
《5日じゃない!嵐があったから水が無かったのは2日だ!》
ここはその可能性に全然気がついてなかったので、希望がある衝撃で少し泣きました。
しっかりした脚本。張り巡らされた伏線。怒涛の展開。
天才が作りたもうた傑作でした。
ハッピーエンドなのも良かった(あの展開でも手遅れ展開はありがち)
警察署の偉い人が理解ある人じゃないだけでバッドエンドだっただろうし本当に良かった……。
ところでこの傑作、全然上映してる映画館無いんですよね。勿体ない。
僕が見た回は一番小さいホールだったけど満席だったので人気はあるはず!上映規模増えて欲しいなぁ。
【ヴェノム】感想《ヴェノム:最初から攻略済み》
面白かった!
ただ【最も残虐な悪を】見る気で行ったのでその点は期待とは違ってました。
何があれって主人公エディに対するヴェノムの好感度が最初からMAXなんですよね。
普通仲が悪いながらもだんだん協力しあったり、自分の命の為に仕方なく協力する展開だと思うじゃないですか?
そんな展開はないです(断言)。
エディの言うことも最初から結構従います。
最初から乗っ取ろうともしてないんですよね。
寄生が発覚した序盤でバイクで突き進んでる時のエディの「行き止まりだ!」って台詞に対して言う言葉が「俺たちにとっては違う」ですからね。
「俺にとっては」ではないんですよ。
熱い。
エディが元カノと会ってる時に昔のことを謝るようにアドバイスしたのも面白かった。
親切すぎでしょ!?
残念なのはヴェノムがエディに協力的になる流れもバッサリカットしてるんですよね。
ヴェノムの台詞から、負け犬だったヴェノムは同じく負け犬のエディに寄生することで記憶を読み取り、共感したんだと思いますがその辺の重要な部分はもっとしっかり描写して良かったのでは?
ジャバウォック(ARMS)が仲間になるまで何巻使ったと思ってるんだ(関係ない)
あと序盤ヴェノムになるまでが長いのでその辺退屈に感じる人もいそう。
何はともあれ、残虐な悪ではなく寄生獣やキルラキル、もしくはうしおととらの様なバディ物だと思うと楽しめました。
まぁ、最終的にはエディは悪人なら食べて良いというように倫理観が壊れてるので残虐な悪といえば残虐な悪かも(寄生前は弁護士の彼女のパソコン内覗くクソ野郎ではあるが弱きものの為に活動してたのに)。
最後に出た大虐殺さんは原作だとかなりの強キャラの筈なので続編出て欲しいです。
あと元カノさんは今の優しい医者の彼氏を大事にしろよ!
エディとかロクなもんじゃないぞ!
【クワイエット・プレイス】感想《滝のそばに住めよ!》
演出は良かった!
演出は!!
静かなところは音を立てず、登場人物も手話で会話し、僅かな物音を大音量で突然流す。耳が聞こえない人のパートでは耳鳴りのような音だけ流す。
観客に緊張感を与え続ける面白い演出だと思いました。疲れるけど。
それ以外はストレスマッハ映画でした。
予想外ポイント
- VSエイリアン系統だった。
- 登場人物がほぼ喋らない。
- 特定の地域の話かと思ったら地球全体がクワイエットプレイスだった。
- 人類滅びかけ。
- CMでよく見たやらかす子供が開始早々に死ぬ。
イライラポイント
序盤
- 考えなしに走り回る子供
- 走り回る子供を放置
- 家族で1番幼い子供を1番後ろに歩かせる。
なんか400日以上経った後にキングクリムゾンしたあたり。
- 母親のお腹には新しい命がーーーー。なに考えとんねん!400日以上経ってるんだから子供作ったのは音立てたら襲ってくるやつらが登場してから(しかもそこそこ序盤)でしょ!?子作りしてる場合か!てか音はどうしてん!気になって話が入ってこないわ!
- 他に大きい音がでてる場所なら声を出しても大丈夫。滝のそばなら叫んでも大丈夫だよ。
滝のそばに住めや!!
てかこんな弱点あるなら人類負ける前になんとでも対策とれるでしょ……。少なくとも音に反応してるって情報は新聞にも書いていたんだから、そこそこ社会が機能してる時に既に発覚してたわけでしょ…。
- 入り口を分厚いマットで塞げば多少の音はなんとかなる。え、そんなのでごまかせるの!?!?
- 壁に写真やらなんやら飾ったまま。そんな落ちそうなものは全部外せ!
- 引っかかった袋を無理矢理引っ張る。音立てたら死ぬんだろ!?もっと慎重に行動しろよ!?
- 音立てたらダメなんだから草むらに逃げるなよ!
怖かった部分
- 子供産まれたら泣くだろうけどどうするんだろと思ってたら酸素ボンベ口につけて箱に閉じ込めるのか。思いつかなかった。発想にビビる。
そんなこんなで結構イライラするというかツッコミに疲れる話でした。この人たちは本当に一年以上この世界で生きてきたんだろうか。
最後の母親のドヤ顔も全然爽快感ないんですよね。
想像と違った映画&自分には合わなかったパターンでした。
残念!
【イコライザー2】感想《19秒では殺さない》
面白かった!!
10月上映してる映画の中では【若おかみは小学生!】と並んで好き。
若おかみは全てを受け入れ、イコライザーは改心する機会を与える。
ところで……
19秒で倒さんやんけ!!!
この映画、CMでは《全ての敵を19秒で倒す!》みたいなこと言ってるんですよ。見る前からわかってたんですけどあれ嘘ですよね。何が嘘って1の時から別に19秒で倒してないんですよ。
19秒で倒したのは最初の一回だけかな?
2に至っては一度も19秒で倒していない。
そもそも主人公のマッコールも多分19秒に拘ってはいないんですよね。
敵を倒すときに時計のストップウォッチ機能を使ってはいるけど、あれは多分自分の中のシミュレーションと現実の動きの齟齬を測ってるとかそんな感じですね。19秒である必要はない。ただ単に一回目が19秒だっただけ(しかもマッコール的には16秒で倒す想定だった)
なのでなんでこんなCMが出来たのかよくわからないんですよね。インパクトの為か?
マッコールは静かに狂ってる
本作主人公のマッコールさん。
元CIAの特殊工作員とかなんかそんな感じ。
1の前半ではカフェで本を読んだりして平和的に生きてたが、悪党どもの悪逆を前に正義の暴力装置が目を覚ます!!
みたいなのが1です。
1の時は自分が手を出すことを迷ってましたけど、1でもう吹っ切れてるので2は最初から全開です。
1では工務店みたいなとこで働いていたマッコールさんですが2ではタクシー運転手になってます。
仕事中やら街中やらで出会った人々が不幸な目に会ってるのを見ると秘密裏に犯人をぶちのめしに行きます。
しかし、マッコールさんはただ人を殺したいわけではありません。悪党にも改心の機会を与えます。
婦女暴行した犯人達の部屋に乗り込みクレジットカードを使って犯人達をボコボコにした後に改心を約束させ、タクシーの評価は満点にしろよ(なんかタクシー予約アプリでレビューみたいなのがある)と言い放ちます。
なにそのブラックユーモア。(ボコボコにされた人達はあとでちゃんと満点にしてくれます)
その辺も結構狂ってるんですが、1番怖かったのが友であるスーザンを殺したかつての戦友達の元から離れる時の行動。
まず戦友の娘に父親の友達の顔で友好的に接して抱え上げ、満面の笑みで車で駅に行く戦友の妻に一緒に連れて行ってくれと頼んで了承されて危険な戦友の元から離脱(戦友の妻と娘は夫(父親)の悪事を知らない)
この時の笑顔が凄い怖いんですよ。
もう殺すことを決めている男の(一度しか殺せないのが残念だと言ってしまうレベルの男の)何も知らない娘を抱きかかえて笑顔ですよ!
話的にはマッコールは主人公なんですけど、怖くてゾクっとするシーンです。
暴力を伴わない救済
この話、マッコールさんは基本的にピンチになったりしないので最終バトルの話は置いておいて(バトルシーンも面白いです。スティーブンセガールの沈黙シリーズとか好きな人にはオススメ)暴力以外で解決した話。
マッコールさん、強さを見せてない相手にも基本的に尊敬されているんですよね。近所の悪ガキも最初からミスターをつけてマッコールさんを呼んでいる。そんな彼だから、人から悩みを打ち明けられることもある。
幼い時に姉と生き別れになった老人。姉が描かれた絵画を取り戻したくて証拠を集めているが誰もそれが本当に彼の家の物だとは信じてくれない。
その話を聞いたマッコールはスーザンに相談する。
その後スーザンが死んだり、マッコールが老人の話とは関係ない悪党を倒したり色々あってエンディングなんですが、最後に老人の元に生き別れた姉が訪れる。死ぬ前にスーザンから貰った情報からマッコールが手配したんでしょうね。
ここで本当にジーンときて感動してしまったんですよ。今まで暴力でしか人を助けることができなかったマッコールが平和的に人を救ったんですよ。
そしてこれがスーザンと協力して解決した最後の事件。
正直最初らへんはこの老人がいつ悪党どもに酷い目に遭わされるのか気が気じゃなかった(あと壁に落書きした不良どももぶちのめされると思ってた)のでその分感慨深さもありました。
そしてその後、死んだ妻と過ごした家に帰り、静かな時を過ごします。
右手にはめていた結婚指輪を左手に戻して。
良いですねイコライザー。1より2の方が僕は好きです。工務店の道具を使った静かなバトルも大好きですけど、2では人を救うことでマッコール自身も最終的に人救われていた気がするので。
上映終了後には彼がこれから静かに暮らせますように祈りました
(でもそれはそれとして続編も待ってるぞ)
そんなんこんなでイコライザー2は最高でした!僕の好み的に!
【Re:ゼロから始める異世界生活 Memory Snow】感想《まさかのスバルくん生存》
スバルくん死亡せず!
いやぁびっくりした。序盤いつ死ぬのかドキドキしながら見てたらまさか死なないとは。
よく考えたらOVAらしいし幸せな話があってもいいか。
この話で脚本監修してる長月先生の人としての心を使い果たしてしまったのじゃないかという点だけは心配ですが。
内容は登場人物みんな可愛くて良かったです。
スバルくん、せめて今だけは幸せな気分を味わうがいいさ( ´;ω;`)
原作者が仲が良いからから、このスバの冬将軍シーンっぽいのが出てきたところも笑いましあ。
あとエンドロール後に発表された異世界作品コラボアニメ、異世界カルテットも楽しみ。
オバロとこのすばと幼女戦記とリゼロかな?
ちびキャラ時空だからなんとでもなりそう。
でも本当はリゼロ続編を待ってたのでそっちもお願いしますよ角川さん。
【若おかみは小学生!】感想《別れと向き合う物語》
存在は知ってたけど、CMとかで興味が引かれなかった全然見る予定無かった映画ですが、ツイッターでの評判を見て見に行きました。
面白かったです。
タイトルからは想像できない重い話でした。
出会いと別れ。
生と死。
肉親の死を受け入れるということ。
赦しとは。
そんな重いテーマを前向きな主人公と幽霊達の力で必要以上には重くしない演出は見事でした。
全体的には凄く好きな話だったんですが、主人公おっこが聖人すぎるのは少し気になったかな。
本人に明確な非は無い(加害者も事故に巻き込まれていた)とはいえ、自分の両親が死ぬ原因を作った男をあの少ない時間で赦すことは現実世界に生きる人間には(例え小学生じゃなくても)難しい、殆ど不可能に近いことだと思ったので、小学生が感情を飲み込み受け入れてしまうのは悲しいことのように感じました。
おっこがその境地に達したのも今までの経験やグローリーさん、幽霊達の存在、両親の幽霊が彼らを恨んでいなかったことも大きな要因だと思いますが。
まぁそこは気になったんですが、その部分も含めて良い映画でした。
そういえばツイッターの感想みてて納得したんですが、主人公おっこ含め子供達が大人顔負けの活躍するんですが、あれって児童書的表現なんですね。(子供向け作品だから子供が物語の中で活躍する)
そういう世界観なんだろうなと普通にスルーしてました。
あと話も良いんですが、映像も凄かったです。
序盤、主人公おっこの両親が死ぬ事故の場面の迫力が凄い。近年あんな感じで車が吹っ飛んでいく事故があったのでリアリティもありました。
グローリーさんの化粧前と化粧後で顔が違うのも感心しました。そういう表現をちゃんとする作品は案外あんまりないと思うんですよね。
以下気になった場面
- 幽霊歴が長いウリ坊は物理干渉できなさそうなのにミヨちゃんは簡単にできてる謎。でも序盤の事故からおっこを守った時は物理干渉してるハズ。
- 部屋の光景を変化させたり、ピンフリにおっこにしか見えない落書きしていたことから考えて、ウリ坊は顔に似合わず精神干渉系の能力者なのか。
- 事故からおっこを守ったということは、ウリ坊は旅館ではなくおっこに憑いていたのか。それはエンドロールにあった約束からか。