映画やらアニメやら雑多感想ブログ

ネット環境があれば人は田舎でも暮らしていけるのか?

2023年某日。僕はそこそこの都会から田舎に引っ越すことになった。生活用品を買える店は個人商店が一つしかないような場所だ。日々の生活を記載しようと思う。(コロナ前は映画とかの感想書いてたブログ。今後もたまに書く)

【少女終末旅行】第6巻 感想《世界で1番幸せな少女と世界で1番不幸な少女》

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良かった!!

ウェブ版も読んでたんですが、加筆されてて一掃良くなってました。

生きるのは最高だったよね

基本的にバッドエンドな話は好きじゃないんですよ。この話も決してハッピーエンドじゃないと思うんです。

でもこの話は終わり方に不快感は無く、しんみりとした寂しさ見たいな余韻が残る良い終わり方でした。

道中、旅を共にしてきた乗り物、ケッテンクラート  がついに壊れ、苦労して登った最上層には何もない。食料もあと僅か。ここまで来たことが正しいのか解らない。

世界にはきっともう2人しかいなくて。

それでも「生きるのは最高だったよね」と言える旅を彼女達はしてきたのだから。

これを僕はハッピーエンドだとは思わないけれど、決してバッドエンドでも無いのだなと思う。

彼女は彼女達の人生を力の限り生きたのだから。

世界で1番幸せな少女と世界で1番不幸な少女

ユーリは自分を「世界で1番幸せな少女」だと言ってチトは2番目で良いという。

世界にはもう2人しかいないからチトは自動的に世界で1番不幸な少女ということになる。

この辺のやりとりは凄く好きですね。2人が生きる世界がどんなものかが短い言葉に全て詰まっていて、そしてユーモアがある。

僕も世界が滅ぶ時でもユーモアは忘れないでおこうと心に決めました。

 

2人はどこに消えたのか

上でハッピーエンドじゃないと言っててなんですけど、これ最後どうなったのかはよくわからないんですよね。

このままいけば食料が尽きて死ぬしか無い。

でも最後らへんの追加カットの部分では、2人の姿が元いた場所から消えてるんですよね。

下は雪だけど、2人がどこかに行った足跡は残っていない。

ではどうなったのか。

僕の中のハッピーエンド脳全開で考えると、あの建物、というかあの階層世界そのものが何らかの転送装置で、2人はどこか別の世界に転送されたとか。

そしてそれはひょっとして、つくみず先生のあとがきに描かれている世界なのではないか………とか。

そう思えばあとがきのチトもユーリも呆然としているような気も。

きっと明言されることは無いだろうけれど、僕はこういう展開になったと信じておこうと思います。

やったぜ!ハッピーエンドだ!!