【ザ・バットマン】感想【暗い！長い！最高！】 - ネット環境があれば人は田舎でも暮らしていけるのか？

良かった！長い！良かった！

今までのバットマンの成分をしっかり取り入れつつ新しいバットマンが誕生したと思う。

まず一番驚いたことだが、このバットマン、ブルースウェインが全然出てこない。

いや、ブルース青年は出てくるが大金持ちブルースウェインは殆ど出てこない。

社交界で注目を浴びるプレイボーイは存在しないし、このブルース青年は「貴方の能力は？」と聞かれて「スーパーリッチ」とは絶対答えないだろう。

彼はマスクを外してもほぼほぼバットマンの精神性で動いている。表と裏の裏の部分が出ずっぱりなのだ。

そしてこの作品、なんとウェイン財団の評価が他の底に落ちたまま終わる。

一作目やぞ！？

これが三作目辺りで冤罪が最後に晴れるとかならまだわかる。

しかし今作、そもそも冤罪ではない（父親がやらかしてる）のでこっから回復する道も見えない。息子は息子として何か慈善活動すればいけるか？

そしてこのバットマン、何者だと聞かれると「復讐」と答える様な陰鬱な男なんだけど、最後に復讐で動いては何も変えられない（悪い方向には変わる）ことに気がついて泥臭く人々を助ける。

発炎筒を掲げて被災した人々の先頭に立つバットマン？ここめっちゃいいシーン。泣きそうになった。

そして被災後のゴッサムシティで瓦礫の中から人々を助けるバットマン。

よい、よいけども、絶対ブルースウェインとして動いた方が大勢助けられるんじゃね？と少し思ってしまったね。幸いやらかしたのは親父だけなんだし財団の金使いまくって人助けてその過程で信頼取り戻した方が良くない？

その他にも色々いいシーンもあったけど長くなるから思ったこと箇条書き。